

広報レポート<息は切れない>


3番手で登板したマーティン投手が最後の打者を空振り三振に打ち取ると、ベンチで見守っていた有原投手は大きく手を叩きました。周りから祝福を受けながらベンチ前に出て勝利のハイタッチを交わしました。7回無失点。6月14日のベイスターズ戦(新潟)から始まった自身の連勝を「5」に伸ばし、プロ2年目にして初めて2ケタ勝利に到達しました。「守ってもらって打ってもらって。いつも感謝しています」。レアード選手とともに受けたヒーローインタビューで、そう謙虚に振り返りました。
有原投手が勝ち星を重ねるごとに、チームの勝ち星も伸びていく。球団記録の連勝が「15」で止まっても、すぐに再起動に成功しています。オールスターブレークを挟んで4連勝。20試合で19勝と、息切れせずに快進撃を続けています。特に先発投手陣は86試合中51試合でクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)を記録。先発のチーム防御率3.00は、もはや驚異的な数字です。その中心に座るのが背番号「16」であることは疑いがありません。
先発投手コメント

有原投手
<7回 球数100 打者27 安打6 三振2 四球2 失点・自責点0>
「きょうは守りに助けられましたね。何度かピンチがあったんですけど、なんとか失点せずに粘りきれたのはよかったです。初回のフォアボールもそうなんですけど、(3回の)糸井さんところもカウントを悪くしながらのフォアボールだったので、もう少しリズムのいいピッチングができるように修正していきたいと思います」
栗山語録

Q.有原投手が7回無失点で2桁10勝目をマーク
「最初からアクセルを踏んでいかないといけない展開でよく粘ってくれた。勝てるピッチャーで勝ちきらないといけない中で大きかった」
Q.レアード選手のタイムリーが決勝点
「何をしないといけないのかしっかり分かっていた。明らかにヒットを狙いにいっていたし、頭の中が前に進んでいる感じ」
Q.4連勝で貯金21
「連勝どうのではない。ホークスが負けない前提で差が開かないようにしないといけない」