

広報レポート<全員野球>


全8イニングのうちでチャンスらしいチャンスを作れたのは1イニングのみでした。好投手ディクソン投手の前に2塁ベースを踏む事すらできず、投手有利なカウントを作られ決め球のナックルカーブで仕留められる悪い展開。それでも唯一のチャンスでは6点を奪うビックイニングを作り逆転勝利を手にしました。
「岡、ボール球は手を出すなよ」と陽選手。7回の攻撃中、ロッカールームに戻る廊下で一人つぶやきました。一死1、2塁、打席には岡選手。決して届くはずのない声をチームの勝利のために、かけられずにはいられなかったに違いありません。岡選手はその声援に応えチャンスを広げると、代打矢野選手がしぶとく押し出し四球でまず1点。続く大野選手がセンター前にはじき返す3点二塁打で逆転。後続打者にもタイムリーが続き一挙6点の猛攻をみせました。
ナイトゲームを控えているホークスとは一時的にゲーム差を4差まで縮めたファイターズ。ここ1ヶ月の成績は18勝1敗。もちろん試合を決めるのはグラウンドに立っている選手ですが、全員で戦っているからこそ勝利が積み重なっているのです。
先発投手コメント

高梨投手
<6回2/3 球数118 打者29 安打6 三振6 四球3 失点・自責点2>
「先制点を取られたことは反省しないといけないんですけど、点を取られた7回を最少失点で乗り切れたことは大きかったと思います。抑えてくれた鍵谷さんと逆転してくれた野手の皆さんに感謝したいです。次回はちゃんと最後まで投げきれるよう頑張りたいと思います」
栗山語録

Q 高梨投手のピッチングをどうご覧になりましたか
「ディクソンが素晴らしかった。我慢の試合だったし、0対0で終わらないと思ってたので、高梨がよく粘りながら投げてくれた。できれば勝ち投手にさせたかったけど、勝負できるところまできている」
Q 6回に一挙6点で逆転しました
「素晴らしかった。(矢野)謙次の集中力もそうだし、(大野)奨太も勝負する球をイメージしてよく打ってくれた。ワンチャンスしかないと思ってたからね」
Q あしたからの戦いに向けて
「ここから我慢できるかどうか。ホークスが負けるというよりかは、我々が勝ち続けるだけ。力を合わせて頑張っていきます」