

広報レポート<逆転するためには>


先発のマウンドに上がったメンドーサ投手は初回に先制3ランを打たれ、初回から追いかける展開に。前カードのホークス戦を逆転勝ち(2試合とも)したように、チーム全員が可能性を信じて最後まで必死に戦いましたが、最後の打者・矢野選手が10球粘りながらもあと一歩及ばず。惜しくも黒星を喫しました。
開始同時に苦境に立たされながらも、勝負を諦めないのがファイターズ。この試合に於いても、2回にレアード選手の27号ソロで1点を返すと、6回には中田選手のタイムリーと、再びレアード選手の中犠飛で1点差まで詰めました。もう1本出ていれば試合展開は一気に変わっていたのかもしれません。しかし、これが野球の流れ。相手打線が安打4本で4得点を挙げたことを対照にファイターズは9本の安打を放ちながらも3得点に抑えられました。走者を三塁まで進めた3回、7回の好機をモノにできなかったことが、試合を支配仕切れなかった原因だったかもしれません。
しかし、敗戦の中にも収穫はあります。ビハインドゲームで厳しい試合を強いられながらも流れを食い止める中継ぎ陣。先発メンドーサ投手のあとを谷元、鍵谷、石井の3選手が継投し、相手打線を見事「0」に抑えました。中継ぎ陣の好投から作るチャンス。逆転には中継ぎ陣の粘投が欠かせません。鍵谷投手は「バランスがよくなってきた」と最速153kmの真っすぐで相手打者を圧倒しました。夏場に調子を上げてくるブルペン陣。これからの逆転劇には欠かせない存在となってきます。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<5回1/3 球数90 打者25 安打4 三振3 四球3 失点・自責点4>
「初回がすべてだね。球も高かったし、コントロールできずにスタートしてしまった。ゴロアウトも取れなかったし、5回の1点も余計だったね。暑さは気にならなかったんだけど、もう少しマウンドで自分のピッチングができればよかった」
栗山語録

「もったいなかったという感じ。打たれているわけではなく、点を取られたところだけだから。こっちが押している試合だった」