2016.08.07 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
4
2
0
0
0
2
0
1
0
0
0
1
0
1
0
0
R
H
8
14
3
9

広報レポート<目覚めた4番>

本日のヒーローの中田選手
タイムリーツーベースを放つ中島卓選手

ヒーローインタビューから引き揚げて選手サロンに戻ると、テレビに映し出されていたのは試合のハイライトでした。1回1死一、三塁という先制の好機で空振り三振に倒れた自らの打撃を見て、中田選手は悔しそうな表情を浮かべました。2打席目以降のことよりも、頭に残るのは凡退した打席。その屈辱感こそが、大爆発につながった原動力なのかも知れません。1点を追う3回に逆転打を放って流れを引き寄せると、4回には左翼席へ文句なしの17号2ラン。「変化球攻めで来ていたから」。読み通り、変化球を狙い続けた打棒は止まることなく、4安打5打点とチームをけん引してみせました。

打点はリーグトップの80に達しましたが、打率はようやく2割5分を超えたところ。本塁打どころか思うようにヒットも打てず、もどかしい時間を過ごしていました。チームが17勝4敗と大幅に勝ち越した7月。試合数よりも少ない20安打とあっては、波に乗れない自分にいら立ちがあったのは間違いありません。それでも、大事な試合でチームを勝利に導くことが、4番の役割でもあります。初戦で先制弾を放ち、2戦目、3戦目は決勝打を記録したとなれば、十分に存在意義を示した3連戦だったといえるでしょう。

昨シーズンは苦杯を舐め続けたホークス戦で、今季は大幅に勝ち越し。対戦成績は12勝7敗1分となり、最低でも五分に持ち込むことに成功しました。直接対決を5試合残してゲーム差は4。最大11.5差からの逆転優勝も、もはや夢物語ではありません。それだけに、ホークス以外と対戦する残り38試合は、少なくとも歩調を合わせなければならない。ここからが本当の正念場。白星を取りこぼさないためには、”目覚めた4番”の働きが必要不可欠です。

先発投手コメント

先発の加藤投手

加藤投手
<5回0/3 球数99 打者24 安打6 三振1 四球2 失点2 自責点1>

「よーいスタートで点を取られてしまったので、納得のいくピッチングとはなりませんでした。(初回の)長谷川さんへのフォアボールがリズムを悪くしてしまいました。まだまだ実力がないんだな、と痛感させられたので、しっかり練習していきたいと思います」

栗山語録

Q この大事な3連戦、勝ち越しました
「どうしても取らないといけないことは分かっていたし、本当に大きな意味を持つ試合だった。(選手全員が)集中して戦ってたし、勝ちたいという気持ちが出てて嬉しかった」

Q きょうの勝利で今季ホークス直接対決、負け越しがなくなりました
「去年ああいう思いをしているわけで、(今年は)ミスはあるけれども、うちらしい戦い方が出来ている。まだまだこれから勝負していかないといけない」

Q 中田選手が4安打5打点の活躍でした
「翔とは話したれども、あいつが爆発することを信じている。きょうなんか見ていると、ボールを捕まえる感じが少しよくなってきたよね。翔が打てばチームは勝つということなので、機能して前に進むことを信じている」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート