2016.08.24 WED
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広報レポート<執念の一打>

今日猛打賞のレアード選手
決勝タイムリーの杉谷選手

捕手が構えるミットから少し甘く入ってきた真っすぐを見逃しませんでした。「ストライクゾーンの球は全部打ちに行こうと思っていた」。振り抜いた打球は右中間へ。途中出場の杉谷選手が勝ち越しとなる2点適時打を放ちました。今月2度目となるQVCでのヒーロー。敵地での勝負強さを見せつけました。

毎回走者を出しながら、なかなか大量得点に結びつけることができませんでした。初回、先制にこそ成功しましたが、2回には逆転され、その後も勝ち越し点を挙げれば同点に追いつかれるシーソーゲームを強いられていました。試合の流れを考えると、誰もが拙攻に終わることを危惧し始めたことでしょう。しかし、ここで諦めないのが今のファイターズ。8回、二者連続で凡退した後のことでした。レアード選手がこの日猛打賞となる左前打を打つと、市川選手が死球を受け、続く中島卓選手が2ストライクに追い込まれながらもしぶとく四球を選びました。2死満塁の絶好のチャンス。ダグアウトで監督から「勝負するぞ」と声をかけられた杉谷選手。期待に応えるべく「なんとかしてやる」と一気に集中力を高め、見事チームの救世主となってみせました。

「ホークス云々ではなくて、一戦一戦必死に戦っている」と力強く言うのは杉谷選手。決して監督だけが思っていることではありません。チームに浸透しているこの言葉が、チームを成長させているのかもしれません。先ばかりを気にするのではなく、目の前の階段を踏み外すこなく一歩一歩登っていければ、29試合後には必然と頂点に辿りついているはずです。

先発投手コメント

先発の吉川投手

吉川投手
<4回2/3 球数109 打者24 安打8 三振4 四球3 死球1 失点・自責点3>

「球数が増えてしまい、リズムの悪いピッチングになってしまいました。三者凡退で終わったイニングもなかったですし、最後も粘りきれず、チームの皆さんに迷惑をかけてしまいました。(2回の)ナバーロに対しても甘いところに入る失投だったので、しっかり反省したいです」

栗山語録

栗山監督

Q.杉谷選手が決勝打
「勝つしかない。誰がとかじゃなくて、みんなで行ってもらうしかない。この時期にこんな試合をやらせてもらえると思って感謝しないといけない。そんな中で必死さが出ていた。よく打ったね」

Q.これで全球団に勝ち越し
「苦手なチームを作ると苦しい。マリーンズはバランスがいいし。この先もあるから、苦手意識がないようにしないと」

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