

広報レポート<マイナス連鎖を断ち切れ>


すでにスタンドには空席が目立っていました。3時間55分に及んだ試合に終止符が打たれると、ため息が漏れました。レジェンド・シリーズ第2戦は、今季最多失点による敗戦。序盤からの噛み合わない展開を、最後まで修正することができませんでした。
前夜は4月20日以来、実に4ヶ月ぶりとなる9失点負け。そして、この日は今季2度目の2ケタ失点です。シーズン120試合を戦って、これほどまでに試合が壊れなかったのは、チーム防御率が2点台と投手陣が安定していたから。とりわけ先発投手は、平均で6イニング以上に登板してきました。それがこの6試合(1週間)をみると先発はクオリティースタート(6回以上を投げて3自責点以下)が2試合のみで防御率は7点台。一方で、攻撃陣は前夜の14残塁に続いて、この日は8残塁と効果的に得点を挙げられませんでした。投打ともに“息切れ”している状況です。
3ヶ月ぶりの3連敗を喫し、14勝12敗で8月を終えました。首位・ホークスが敗れ、この日のマジック点灯こそ逃れることはできましたが、負の連鎖を早く断ち切り、事態を打開しなければ先は見えてきません。頂点を獲るための残り1ヶ月。優勝へ向けて突き進む姿勢に期待したいところです。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<3回1/3 球数63 打者19 安打7〈本塁打2〉 三振2 四球1 失点6 自責点5>
「初回はよかったんだけど、2回以降は制球に苦しんだね。打たれた球は明らかに高めに浮いていたし、全体的に低めにボールを集めることができなかった。感覚を取り戻せるようしっかり調整していくしかないね」
栗山語録

Q.投手陣が13失点と大差で敗戦
「本当に申し訳ない。この試合に意味を持たせられるかどうか。活かしてくれると信じています」
Q.久々の先発メンドーサ投手
「球はそんなに悪くは見えなかった。ただ、調子が良かったか悪かったかとか、そういう時期ではない」
Q.首位ホークスと0.5差で9月に突入
「打撃陣も調子が上がってきているバッターと、そうでないバッターがいるけれども明日からもうやるしかない」