2016.09.09 FRI
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広報レポート<すべては優勝のために>

先発の役割を果たした増井投手
9回にダメ押し弾を放った中田選手

抑え投手に任命された吉川投手が9回のマウンドに上がり、最後の打者を一ゴロに抑えました。スコアは8-2とセーブシチュエーションではなかったものの、指揮官の期待を背負い吉川投手は大野選手のミットに向かって思い切って投げ込みました。

前回登板では極度のプレッシャーの中、無念にも同点打を許し降板していました。しかし、落ち込む暇もなく、早速登板機会を得ました。気持ちを切り替えて立ち向かう吉川投手。先頭打者を二ゴロに打ち取り、続く嶋選手に中越え二塁打を打たれましたが、自らのペースを乱すことなく後続を三振と一ゴロに抑えました。力むことなく低めに丁寧に投げ込む姿。落ち着いた雰囲気は手応えを感じているように見えました。新しいことへの挑戦。それは賛否両論があるのは当たり前でしょう。失うものもあれば、手に入れるものもあります。これをプラスに変えていくためには、いまの機会をどう捉えて突き進めるか、そこが重要になってくるはずです。

その姿を見守っていたのは、きょうの先発投手で白星を挙げた増井投手。守護神としてチームを支えてきた増井投手はシーズン中盤に先発投手へ配置転換。そんな中、自身初の二桁奪三振を記録し、7回1失点の好投を見せました。覚悟を決めての配置転換後、6試合に登板して4勝(1敗)を挙げました。開幕当初は先発・吉川投手、抑え・増井投手が通常でしたが、シーズン終盤には誰もが予測しなかったことが現実となっています。チームを優勝に導くために苦渋の選択を迫られる指揮官。試行錯誤を繰り返す日々が続きますが、前に進んでいることは間違いありません。今季2度目となる首位奪還。頂点に立ちつつも、挑戦する気持ちは変わりません。

先発投手コメント

先発の増井投手

増井投手
<7回 球数110 打者29 安打7〈本塁打1〉 三振10 死球1 失点・自責点1>

「5回の三者凡退以外、毎回ランナーを背負って苦しかったんですけど、中盤から変化球が低めに決まるようになって三振が取れたので、全体的によかったと思います。なんとか1失点で粘れて、試合が作れたのもよかったです」

栗山語録

栗山監督

Q.先発・増井投手が7回1失点
「先発が我慢すると勝負できる。みんな疲れているところでは計算通りいかないもの。きょうはあまり良くなかったけど、粘ってくれた」

Q.再び首位に立ち、Aクラスも確定
「いいことだと思うけど、最後に笑えるかどうかしか考えてない。必死になってやっているし、1ゲームの重みを選手みんな感じているだろう。こういうときに上手くなる。しびれる試合をできることはいいこと」

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