2016.10.12 WED
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広報レポート<一点“集中”突破>

先制タイムリーを放つ西川選手
ツーランホームランを放つ中田選手

4回を終わった時点で両チームが放った安打はわずかに3本。息詰まる展開は、先発・大谷投手が三者凡退に抑えた直後の5回裏に動き出しました。無死満塁のチャンスを作り、打席に入ったのは西川選手でした。カウント2ストライク2ボールからの変化球にバットを合わせると、打球は前進守備の二遊間を抜けて中前へ。2人を生還させ、一塁ベース上で大きく拳を握り締めました。先制の2点適時打。試合の流れを一気にファイターズへ引き寄せたのです。「何を打ったかわからない」。殊勲打を放った男は、開口一番でそう振り返りました。

この戦いを前にした練習期間中、今季限りで現役を引退する武田勝投手の「俺のために優勝しろ」Tシャツが選手全員に配られました。中には、直筆のメッセージを書いてもらった選手もいました。西川選手もその一人。右胸に書かれたのは「集中しよう」。その言葉通り、無の境地で打った一本に、「マサルさんに打たせてもらった」と話しました。

そんな集中力が全員に見られた攻撃でした。先制打をお膳立てした無死から連打と失策での出塁。そして、先制した後には、近藤選手の2点適時打と中田選手の2ランが飛び出し、相手先発をノックアウトしました。あとは7回1安打と完ぺきなピッチングを見せた大谷投手に続いて谷元、マーティン両投手のリリーフが連続三者凡退締め。一点“集中”突破でもぎ取った初戦の勝利。日本シリーズまであと2勝です。

先発投手コメント

先発の大谷投手

大谷投手
<7回 球数102 打者24 安打1 三振6 四球2 失点・自責点0>

「5回に大量に点を取ってくれたことが気持ち的に楽になりました。中田さんの2ランも大きかったですし、リズムを作ってくれた野手の皆さんに感謝したいです。なんとか試合を作れてよかったと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.大谷投手が7回被安打1の好投
「間隔が空いたけれども心配は無かった。自分のことをコントロールしながら投げる決意を感じた」

Q.5回に一挙6点
「大事なゲームほど、大きなことではなくできることをしっかりできるかどうか。(大野)奨太、(中島)卓のバントも難しい所だったけど一発で決めた。そういう積み重ねが、打線のつながりやすさを生んだと思う」

Q.明日に向けて
「短期決戦なので変な流れを作らないようにしたい。明日から一戦一戦、精一杯やりきるしかない」

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