2016.10.15 SAT
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広報レポート<もう足踏みは許されない>

盗塁を決める西川選手
タイムリーを放つ大谷選手

希望の光が見えたのは、ほんの一瞬だけでした。5点を追う6回。1死から西川選手、中島卓選手の四球で一、二塁とすると、大谷選手が右中間に2点適時二塁打を放ちました。しかし、その後は沈黙し、走者は出すものの効果的な一打が出ることはありませんでした。王手をかけての一戦に敗戦。日本シリーズ進出決定は第5戦に持ち込まれました。

序盤から主導権を相手に握られる展開を強いられました。先発・高梨投手は立ち上がりの初回こそ三者凡退に抑えたものの、2回以降は2被弾と連打で4失点。初めてのポストシーズン登板は悔しい結果となりました。打線も先頭打者が出塁したイニングが3度あったものの無得点。8回には公式戦でフルイニング出場していた中島卓選手に代打を送る執念の采配もありましたが、得点差を埋めるまでには至りませんでした。

この試合が始まる前、日本シリーズ進出への条件は残り3試合で1勝することでした。「3試合で1つ勝てばいい」という楽観的な思いがあったとしたら、それが落とし穴になることも十分にありえます。もちろん、「明日から2試合連続で負けなければいい」という事実は、まだ有利な状況であることを示しているのは間違いはありません。しかし、野球というスポーツ、特に短期決戦に流れがあるとするならば、連敗は避けなければならない。つまり、もう足踏みは許されない。そのつもりで臨むしかありません。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<4回 球数61 打者18 安打5〈本塁打2〉 三振4 四球1 失点4 自責点3>

「(4回の)先頭のフォアボールと2アウトからのホームランを抑えられれば、少しは流れが変わっていたのかもしれないんですけど、要所で粘りきれませんでした。悔しいですけど、チームの逆転を信じてしっかり応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.残念ながら日本シリーズ進出決められず
「本当にこれだけ応援してもらったのに、ただただ申し訳ないです」

Q.高梨投手が2ホーマーを浴びる展開
「ボールは悪く見えなかった。一生懸命投げてくれたと思うし、次につなげてくれればいい」

Q.3勝2敗で王手は続く
「(明日先発の)加藤も緊張するだろうけど、お互いさま。持っているものを出し切って、精一杯やってほしい」

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