

広報レポート<出塁+一発=西川らしさ>
打率だけみれば物足りないかもしれません。オープン戦44打数9安打で打率.205。しかし、役割的にもっとも重視されるのは塁に出ることです。55打席に立って出塁は21度もあり、出塁率は.375。しかも、出場したオープン戦で一度も出塁できなかった試合がありません。栗山監督が「この打順を変えるつもりはない」と言い切るのが『1番=西川選手』です。
昨シーズンの日本シリーズで放ったサヨナラ満塁弾は記憶に新しいところ。選球眼の良さを活かした高い出塁率だけではなく、大きな当たりで試合を決める力があることも証明してみせました。この日の試合では、まず初回に左前打で出塁してチャンスメークすると、5回の第3打席では中越えにオープン戦1号アーチ。勝利に直結することはなかったとはいえ、多彩な攻撃につながる“起点”としての楽しみが膨らむ打席になったのは間違いありません。
大谷選手は2試合連続アーチを含むマルチ安打を記録。ラインナップにいなければならない主役たちが、しっかりと開幕へ向けての準備を進めています。オープン戦は残り5試合。どんな状態で開幕を迎えるか。ここからが勝負になります。
先発投手コメント
村田投手
<5回 75球 打者21 安打5〈本塁打1〉 三振2 四球1 失点・自責3>
「調子が良くない中で、なんとかまとめられたかなという感じです。ただ、ホームランはもう少し大事に行かないと駄目。引っ掛けて真ん中に入ってしまったので、あれでは勝負にならないです。失点はありましたけど、自分らしいピッチングはできたと思います。バッターの反応も分かったし、良い勉強になりました」
栗山語録
Q.村田投手は5回3失点
「先発はできるな、という感じ。ただ、ウチの生命線は中継ぎ。今日はいろいろなことがあった。しっかりやっていく」
Q.岡選手がホームラン
「ずっと待ってた。だいぶ良くなってきた。西川もそうだけど、体が万全なら時間がかかっても必ず上がってくる」