

広報レポート<シーズン序盤から学ぶこと>


前半戦は支配しているかのように思えましたが、後半戦に入った途端、試合の流れが傾き始めました。先発・加藤投手が反省したのは後半の入り方でした。「後半の先頭打者を大事に行かないといけなかったんですけど、連打を浴びて点を取られてしまった」と、自らの投球を悔やみました。味方の失策も絡み、6回途中で降板。1点差まで迫られた7回には“勝利の方程式の一角”を担う宮西投手が被弾。とうとう終盤には逆転を許し、敗戦を喫しました。
3点リードで後半戦に突入した6回、決して気が緩んだわけではありませんでした。勝っているときこそ、慎重に行かなければいけないことは誰もが分かっていました。連打を浴び、マリーンズファンで盛り上がる球場。異様な空気感に包み込まれ、一気に流れを持っていかれました。
しかし、こういう展開を経験できた若手選手からにすれば、良い機会だったかもしれません。昨夜の試合でプロ初安打を放った石井一選手は、9番二塁手でプロ初スタメン。2回2死三塁の好機で左前適時打を放ち、プロ初打点を挙げました。また、6番左翼手で出場した横尾選手はマルチ安打を放ち存在感をアピール。8回1点ビハインドでマウンドに上がった石川直投手は三者凡退の好投。どのシチュエーションでも力を発揮する若手選手の活躍は大きなプラス材料になっています。シーズン序盤での経験は、必ずシーズン終盤に活かされてくるはずです。
先発投手コメント

加藤投手
<5回0/3 92球 打者23 安打6 三振8 四死球0 失点5 自責3>
「後半の入りの先頭打者を大事に行かないといけなかったんですけど、連打を浴びて点を取られてしまったので、そういうところを反省しないといけませんね。チームの勢いに乗れない自分の甘さというか、弱さが出ました。中継ぎ陣には迷惑をかけると思いますが、しっかり応援したいと思います」
栗山語録

「勝ち切らないといけない試合だった。すいません。以上」