2017.04.22 SAT
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広報レポート<負のスパイラル>

今季初登板となった石井裕投手
マルチヒットの横尾選手

試合の終盤にチャンスを作ったものの、得点は9回に相手の適時失策で得た1点だけに終わりました。それまでに大量リードを奪われていただけに、18イニングぶりに挙げたこの得点は試合を左右するものではありませんでした。18イニング前に奪った得点も、勝負が決した後でのもの。序盤の得点から投手陣が踏ん張るという展開に持ち込めない試合が続いています。

「打ってもらえないと、ピッチャーは絶対に抑えなきゃいけないと思うようになる。余裕がなくなることがもったいない出塁を許し、失点につながる」。スコアラーはそう話します。チーム打率が2割程度となれば、投手陣は最少失点でイニングを切り抜けるのではなく、無失点を目指さなければならない。先頭打者を出しても粘って失点を防いだ昨シーズンと一変。先頭打者の出塁を許すと、今季は6割以上の割合で失点しています。また、先頭打者の出塁を許したイニングの総失点は、シーズン総失点の7割を占めています。この日の9失点も、そのパターンでのものでした。

得点を挙げるだけでもダメ。失点を防ぐだけでもダメ。野球とは攻守交代で試合が進むスポーツですが、攻守の歯車が噛み合って初めて白星を手にすることができます。一方が低調だと、もう一方にも影響を与える。連敗が止まるのは、現在はまり込んでいる“負のスパイラル”から抜け出したときでしょう。23日の試合から、内転筋を痛めていた中田選手、脇腹を痛めていた大田選手が一軍に合流します。今季を迎えるにあたり、“得点源”として想定していた選手たちが期待に応えられるか。これから数試合は、浮上の試金石となる戦いになるのは間違いありません。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<4回1/3 球数76 打者22 安打8 三振2 四球2 失点7 自責点6>

「先に点を取られたこと、追加点が四球からだったこと、リズムを作れなかったし、乗っていけないピッチングになってしまいました。また、大量失点につながったことでチームにも迷惑をかけてしまいました。何とかチームが勝てるようなピッチングをしないといけなかったのですが」

栗山語録

栗山監督

Q.有原投手が勝てない
「おれがどうこう言うより、信じていくだけ。チームを支えてくれると信じている」

Q.厳しい試合が続く
「あしたしっかりやります」

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