

広報レポート<当たり前のことを忠実に>


昨シーズン、有原投手が完投し、ホークス・バンデンハーク投手の14連勝記録を止めた北九州。3回に先制3ランでリードを奪いましたが、後半戦で逆転されました。
5得点のうち4得点は松本選手の2本の本塁打でした。1本目は3回。ホークス・千賀投手のスライダーを左翼席中段へ。2本目も同投手から、2ボールからの真っすぐを強振。プロ初本塁打に対し「会心の当たりでしたけど、行くとは思いませんでしたね。嬉しいです」とコメントを残しました。先日、一軍に合流したばかりの松本選手。千載一遇のチャンスだと思い、一日一日を、がむしゃらに戦っています。真面目に練習に取り組む姿勢。どんな時でも明るく挨拶をする松本選手。基本的なことを当たり前にこなすことが、非凡を生むのかもしれません。
野球でも同じことが言えます。当たり前のプレーができるかどうか。例えば、簡単のようで実は難しい「犠牲バント」。成功させるか否かで、野球の流れは大きく変わってきます。結果論かもしれませんが、3回の松本選手の本塁打には中島卓選手の犠牲バントが絡んでいました。流れを作ったから、勝負するところまで行けたのが事実です。
逆転負けを喫しましたが、9回も代打・田中賢選手の中前打から1点を奪う執念を見せました。少しずつではありますが、ファイターズらしさを取り戻しつつあります。開幕して約1ヶ月。まだまだ諦めるのは早過ぎます。昨シーズン、最大11.5ゲーム差を引っくり返した実績があるように、今シーズンも大逆転を信じて戦い続けます。
先発投手コメント

高梨投手コメント
<4回1/3 82球 打者22 安打6 三振5 四球2 失点・自責3>
「調子は悪くなかったんですけど、今までと同じやられ方をして、チームに迷惑をかけてしまいました。(松本)剛のホームランを守りたかったんですけどね。(5回の)先頭フォアボールが全てです。修正していかないといけません」
栗山語録
Q.松本選手が2本塁打
「素晴らしかった」
Q.高梨投手はあと一歩
「みんな一生懸命やっている。形になりはじめている。一日しっかりやりきったかどうか。選手は一生懸命やっていると信じている」