

広報レポート<終盤に見せた粘り>


リードオフマン西川選手が中前で出塁すると、すかさず盗塁を決めチャンスメイク。続く岡選手は進塁打となる一ゴロで3番につなぎ、近藤選手は四球を選び1死三塁の好機を作りました。「皆がチャンスでつないでくれた」と話す中田選手が先制の左犠飛を放ち先制に成功しました。楽天イーグルスの初回失点は今シーズン2度目。4連勝と波に乗るファイターズの勢いが上回る攻撃となりました。
しかし、2回以降は相手・辛島投手に苦しめられ、5回まで無安打と抑えられました。展開は3回に逆転3ランを打たれるなど、中盤には追いかける立場となっていました。6回には再び、西川選手の四球から岡選手の左翼線二塁打で1点を返し、終盤にも粘りを見せましたが、形勢を逆転するには、あと一歩及びませんでした。
ただ、4月のファイターズと明らかに違うのは「そのままでは終わらない」ということ。勝ちパターンの継投策に入った楽天イーグルスに対し、攻撃の手を緩めることはありませんでした。7回には2者連続で四球を選び、満塁の好機を作りました。8回にもハーマン投手から連続安打と犠飛で1点を返しました。また最終回にも先頭が四球で出塁し、一本出れば逆転3ランのところまで詰め寄りました。ベンチはゲームセットの瞬間まで諦めることなく、声を出し続けました。あっさり負けるのではなく、しがみついて戦うことが明日の戦いにつながっていきます。最後まで必死に戦ったからこそ、悔しいと思える。その悔しさがチームを動かす推進力となっていくはずです。
先発投手コメント

高梨投手
<3回1/3 69球 打者19 安打8〈本塁打1〉 三振3 四球1 失点・自責4>
「決め球も含めて甘く入ったところを打たれてしまいました。しっかり反省して次回につなげていきたいです。チームが勝てるようしっかり応援します」
栗山語録

Q.高梨投手が4回途中で降板
「ゼロじゃなくていんだけど、我慢していかないといい展開にはならない」
Q.レアード選手の失策が痛かった
「ミスは起こるものだから。一生懸命やっているし、それは関係ない」
Q.2番手のエスコバー投手が無失点
「どこで使うかを考える」