

広報レポート<苦手意識を払拭できず>


ホームゲームでの成績14勝7敗に対し、ビジターゲームでの成績は4勝16敗と大きく負け越しているファイターズ。Aクラスを狙うには敵地での勝利が求められ、上位3チームに対し勝ち越すことが絶対条件となってきます。この西武ライオンズ戦も「大事な試合」になると、誰もが覚悟を決めていたことでしょう。
臨んだ試合、初回に西川選手の二塁打で好機を作るものの、後続が倒れチャンスを逸しました。その裏には、西武・秋山選手に先頭打者本塁打を許し、初回から追いかける展開に。2点ビハインドの8回にも無死一、二塁とチャンスを作りましたが、活かしきれませんでした。敗因としては、再三のチャンスを潰し、拙攻に終わったこと。苦しい展開でも追いかけることは諦めませんでしたが、攻めきれませんでした。
先発した加藤投手は黒星を喫したものの、試合を作ってみせました。7回2失点の粘投。前回登板の楽天イーグルス戦では2回途中6失点の降板。屈辱的な負け方をした加藤投手は、この短期間でしっかり修正してきました。インコースを攻める投球。2回には無死二、三塁のピンチを切り抜けてみせました。勝利に値する好投は次回の登板にも期待がかかります。
今シーズン行われた地方球場(北九州、静岡、秋田、盛岡、前橋)での成績は全敗。再度加速するためにも、あさって行われる大宮での球場で鬼門突破と行きたいところです。
先発投手コメント

加藤投手
<7回 114球 打者28 安打6 三振7 四球1 失点・自責2>
「前回情けない投球をしていたので、やり返してやる、という気持ちで投げました。全体的に初回からホームランを打たれて、こういう試合になってしまったので申し訳ない気持ちです。(次回は)流れを作る投球を心がけたいです」
栗山語録

Q.最後まで追い詰めましたが
「0点じゃあ、ね」
Q.加藤投手は7回2失点
「気持ち出ていたよね。だから、あそこまで行ってもらった。1点でも取って楽にしてあげたかった」
Q.あと1本が出なかった
「ウチの形を作っていって、あとは信じるだけだから。こういう試合を取っていかないといけない。しっかりやります」