2017.05.30 TUE
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広報レポート<流れを逃した初回の攻防>

6回3失点の加藤投手
マルチヒットの西川選手

最後の最後まで響いた失点に、先発マウンドを託された加藤投手は悔しさを隠せませんでした。初回、先頭打者に左中間への二塁打を浴びると、2死までこぎつけましたが、連続四球を与えて2死満塁。初球に投じたカーブをヒットされ、打球がレフト線を転々とする間に2者の生還を許しました。直後の攻撃で先頭・西川選手が左前打で出塁したものの、犠打からの2者連続凡退で無得点。2点を追う場面で1点を取りに行く選択が実を結ばなければ、流れを呼び込むのは難しくなります。ラストイニングまでスコアボードには「0」が並び、今季5度目の完封負けを喫しました。

「初回がすべて」。加藤投手はそう振り返りました。連続四球からの初球を痛打された初回だけではなく、6回も2死から四球を出して三塁打を浴びて失点。四球が失点に絡むとなれば、反省点の多い登板となったに違いありません。今季、先発ローテを外れることなく登板し、9試合中7試合でクオリティ・スタート(6回以上を投げて自責点3以下)を決めている左腕。2試合連続で援護点がなく、勝ち星に恵まれていませんが、数字的にはエース級の働きといっていいでしょう。ただ、6試合で2回までに失点しているのは事実。先発陣の柱として認められるためには、試合の流れを作ることも大切な要素となります。

交流戦は2年連続となる黒星スタートとなりました。3週間の“短期決戦”で開幕投手を務めた加藤選手がどれくらいチームに流れをもたらすか。これからが勝負です。

先発投手コメント

先発の加藤投手

加藤投手
<6回 113球 打者27 安打5 三振4 四球4 失点・自責点3>

「初回が全てですね。先週もそうなんですけど、初回に点を取られてしまい、攻撃へのリズムを作れなかった。チームに迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

栗山語録

栗山監督

Q.先発加藤投手が6回3失点
「なかなか点と取ってあげることができなかったです」

Q.打線がチャンスで停滞
「点を取らないと試合にならない。しっかり点を取れるように頑張っていきたいです」

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