2017.05.31 WED
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指揮官の思いを胸に

5回表、斎藤佑投手
本日のヒーローの斎藤佑投手

今シーズン2度目の先発マウンドに上がった斎藤投手は5回0/3を投げて5安打2奪三振1失点の好投で2015年9月16日ロッテ戦以来となる623日ぶりの勝利を挙げました。本拠地の札幌ドームでは2014年9月29日西武戦以来、975日ぶりの白星となりました。

マウンドに上がった初回、先頭打者に左前を打たれましたが、続く、梶谷選手のライナー性の当たりをレアード選手が好捕し二塁へ転送。併殺に抑え、攻撃の芽を摘みました。5回には、一打同点の2死二塁の場面で、倉本選手の左前を大田選手が本塁へ好返球。一時はコリジョン判定まで持ち込まれましたが、判定は覆らずアウト。ピンチを切り抜けました。守備に盛り立てられながら投げ続けた斎藤投手は、初回のピンチを切り抜けると2回、3回を三者凡退に抑え、ボールを低めに集めました。「すごく丁寧に投げることだけを意識していました。大野さんのリード通りに投げられ、大胆にいくことができたと思います」。左打者に対して外角低めに集めたツーシームが有効的でした。四球がなかったことも、攻撃へのリズムとつながったはずです。

オフシーズンは「ピッチング」に労力を注ぎました。昨年12月には沖縄・名護で約1週間の自主トレを敢行。年を越して1月にはグアムで海外自主トレを実施しました。温暖地を選んだ理由とは。斎藤投手は肩を休めることなく「投げ込み」を優先にトレーニングを積みました。手応えを感じながらフォーム修正に取り組んだオフシーズン。どんな状況でも肩を落とすことはありませんでした。投球だけでなく斎藤投手自身の変化が成長につながっていました。5月24日、栗山監督はファームの試合を視察していました。指揮官の前で5回無失点の好投を見せた斎藤投手。その投げる姿勢を見た指揮官は、斎藤投手に白羽の矢を立てました。その思いを胸に投げ込んだ斎藤投手。指揮官の期待にこたえ、そして何よりもチームを勢いづけさせる明るい材料となりました。

先発投手コメント

先発の斎藤佑投手

斎藤佑投手
<5回0/3 81球 打者19 安打5 三振2 死球1 失点・自責1>

「すごく丁寧に投げることだけを意識していました。大野さんのリード通りに投げられ、大胆にいくことができたと思います。ファームで取り組んできたことも、実践できました。1回にハルキ(西川選手)が出塁して先制点を取ってくれ、楽に投げることができました。5回のタイシ(大田選手)の守備、ピンチを谷元さんが救ってくれて感謝しています」

栗山語録

栗山監督

Q.交流戦初勝利
「内容として、こういう試合をしていかないといけない」

Q.斎藤投手が6回途中1失点で久々の勝利
「確実に前に進んでいる。期待以上ではなく、期待するピッチングをしてくれた。こうやって自分のピッチングをし続けることが大事」

Q.中田選手が5打点
「良かったね。なんとかしようというのを感じた。苦しくなればなるほど、大事な試合になればなるほど、主役が決めないといけない。全部活躍できるわけではないけど、活躍すれば勝ちやすくなる」

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