2017.06.02 FRI
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
1
0
3
0
0
0
1
1
0
0
0
0
R
H
4
7
2
11

広報レポート<道産子ヒーロー、聖地で誕生>

プロ初勝利の玉井投手
二番手の鍵谷投手

実感が湧かないまま、促されてカメラの前に立ちました。その手にはウイニングボールがしっかりと握られていました。ヒーローインタビューを受けたのは、ドラフト8位ルーキーの玉井投手でした。出番が巡ってきたのは1点を追う8回。1死から安打を許したものの、後続を抑えて打線の反撃を待ちました。そして、9回。一気の攻撃で逆転に成功し、勝ち投手の権利が転がり込んできました。最後は守護神・増井投手が無失点で抑え切ってゲームセット。プロ3度目の登板でプロ初勝利を挙げたのです。

玉井投手も“聖地”に戻ってきた選手のひとりです。旭川実業高3年生の夏、北北海道代表のメンバーとして甲子園出場を果たしました。しかし、登板する機会に恵まれずに敗退。「甲子園に行ける喜びと、投げられなかった悔しさの両方があった」。それから大学、社会人を経て、プロ野球選手としてついに甲子園のマウンドに立ちました。「緊張はしたけど、粘り強くいけた」。ルーキーらしからぬ堂々としたピッチングが、チームに流れを呼び込んだのは間違いありません。

佐呂間町出身の24歳。北海道移転後、ファイターズの一員として勝ち星を挙げた北海道出身の投手は、七飯町出身の鍵谷投手に続いて2人目となります。その鍵谷投手は6回1死二、三塁のピンチで登板して無失点に抑え、“先輩”の貫禄を見せました。道産子ヒーローがまたひとり誕生した一戦。土壇場での逆転勝ち以上ともいえる、大きな意味のある白星になりました。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<5回1/3 92球 打者25 安打8〈本塁打1〉 三振7 四球1 失点・自責2>

「打たれてはいけないところで打たれてしまいましたね。全体的にボール先行の投球だったので、もう少し自分のカウントで勝負できたら、違ったのかなと思います。野手の皆さんが打ってくれると思うので、逆転を信じて応援したいと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.中島卓選手のスクイズで同点に追いつきました
「あそこは色んな考え方があるんだけど、よく一発で決めてくれた。勝ったことは、選手皆んながよく頑張ってくれたから。必死になってやることしか流れを変えられない」

Q.玉井投手がプロ初勝利を挙げました
「本当に良かったね。彼の良さは分かってた。強い球を投げるピッチャーは多いけど、出し入れができるタイプは少ない。素質がある。甲子園の雰囲気に飲まれないで、よく投げたね」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート