

広報レポート<逆転劇を信じて形にすること>


2点ビハインドの9回。代打・松本選手が阪神ドリス投手の初球を中前に弾き返し、西川選手が技ありのセーフティーバントで内野安打。続く中島卓選手の犠打で1死二、三塁と、一打同点のチャンスを作りました。打席には4割打者の近藤選手。何かが起きることを信じ固唾を飲んで見守りました。しかし、無念にも三振。そして4番・中田選手も捕邪飛に打ち取られ試合終了。昨日の逆転勝ちの再現とはなりませんでした。
初回は先頭打者・西川選手が内野安打で出塁し、近藤選手の右前打とレアード選手の右犠飛で2点を先制しました。試合を優位に進めるためには幸先の良いスタートでした。しかし、9回まで挙げた得点はその2点のみ。6回には満塁の好機を逸し、思うような攻撃ができていませんでした。守りでも不運な当たりが逆転弾につながるなど、攻守ともに流れは相手に傾き始めていました。これ以上の追加点は絶対に与えられない8回裏。マウンドを託されたのはマーティン投手。これも、まさかの誤算となり、連打を浴びたマーティン投手は今季初の失点。手痛いダメージとなりました。
2試合連続、劇的な逆転勝ちをイメージしていたチームにとって手痛い一敗となりましたが、最後まで諦めず戦えたことは自信につながったはずです。自分たちの力を過信に思うか、それとも自信へとつなげられるか、これからの戦いに大きな意味を持ってくるはずです。甲子園に悔いを残すことがないよう、明日も全力で戦います。凡事徹底がチームを勝利に導いてくれるはずです。
先発投手コメント

メンドーサ投手
<5回 79球 打者23 安打5〈本塁打1〉 三振2 四球3 失点・自責点3>
「不運な当たりもあったけど、(岡崎選手の本塁打は)なんとしても抑えないといけなかった。甘く入ってしまったことは反省しないといけない。あとは、先発としてもう少し長いイニングを投げないといけなかったね。悔しいけど、結果は結果。次に向けて準備していくよ。きのうみたいにチームが逆転してくれることを信じて応援するよ」
栗山語録

Q.メンドーサ選手は中盤の失点が痛かった
「ボールが高かったね」
Q.打線も初回の2点だけ
「(青柳選手は)なかなかいない難しいタイプだった」
Q.ベンチも動いた試合だった
「もっと形を作れればとは思っているけど。できることはもっとなかったかなと。できれば勝ちにつながるから」