広報レポート<成長に必要なモノ>
パ・リーグ防御率1位を誇る楽天・美馬投手に対峙したファイターズ打線は再三のチャンスを作るも奪った得点は僅か1点。初回に先頭・大田選手が左前打で出塁すると相手投手の暴投と松本選手の右前打でチャンスメーク。続く、西川選手が遊併打で倒れましたが、その間に三塁走者が生還。ペゲーロ選手に先制弾を浴びた直後だった為、併殺打とはいえ貴重な1点となりました。しかし、それ以降は点を奪えず惜敗を喫しました。
18日(日)スワローズ戦で復帰登板した有原投手はプロ初となる中5日登板でマウンドに上がりました。7回1/3を投げ自責1の内容。投げ終わりにアイシングを施しロッカールームに戻ってきた有原投手は自分の成績に満足していませんでした。前回の登板に続き、素晴らしい投球を披露してくれました。それも中5日で調整してきた有原投手の成績にも首脳陣は及第点を与えてくれたはずです。しかし、本人は開幕投手という大役を任されるなど、先発投手陣の柱として責任感を強く感じていることからまだ成長過程にあると自覚しているのでしょう。この反骨心をエネルギーに変え、高みを目指してもらいたいものです。
11回にマウンドに上がった玉井投手も本塁打こそ打たれましたが、これもプロの世界では必ず通る道です。成功して自信を勝ち取ることもあれば、失敗して学ぶことも山ほどあります。目の前の成績にとらわれることなく、日々成長できるよう練習していくしかありません。プロの階段を一歩一歩着実に上れば、自ずと答えは見えてくるはずです。
先発投手コメント
有原投手
<7回1/3 99球 打者28 安打5〈本塁打1〉 三振2 四球1 失点・自責1>
「初回のホームランは高めに浮いてしまったので、もう少し低めに投げ切らないといけませんでしたね。でも、それ以降は抑えることができたので、よかったと思います。8回をしっかり抑えられれば中継ぎの皆さんにも負担をかけなくて済んだと思うので、そこは次の課題にしていきたいです」
栗山語録
Q.延長戦で競り負け
「投手が本当に頑張っていたので、何とかしたかった。悔しいですけれど。すみません」
Q.観衆は4万人超でしたが
「こういう風な試合ほど、監督が勝てる方向へとやっていかないといけない」
Q.白星ならずも有原投手が好投
「本当に有原らしく、よく投げてくれたと思う」
Q.大谷投手が代打で登場しそうなシーンもあった。出場の可能性はあったのか
「ただ投げること、ただ打つことに関してはもう問題はないと思う」
Q.明日6月25日は浦野投手が先発する
「明日だけは、何とか勝たないと。浦野に我慢して投げてもらわないといけない。しっかりやります」