2017.06.28 WED
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広報レポート<掴みきれない流れ>

同点打を放つ大谷投手
3安打の西川選手

一度はファイターズに流れは来たはずでした。しかし、そこから乗り切れないところこそが、今季の順位に反映されている要因のひとつに違いありません。象徴的だったのは1点を追う5回の攻防です。

まずは表の攻撃。2死一、二塁となった場面で7番・石井一選手に代わってベンチから送り出されたのは、前日の試合で復帰していた大谷投手でした。フルカウントとなった後、しぶとく左前に落ちる安打が同点打に。復帰後初安打を貴重な一打で飾りました。さらに、8番・清水選手に代わって杉谷選手を投入。四球を選んで満塁としましたが、後続が倒れて一気に突き放すことはできませんでした。試合中盤での代打攻勢にはリスクが伴いますが、スタメン下位打線の打率が1割台であることや、チャンスはそれほど多くないとみたことで、ベンチの考える“動き時”はここだったのでしょう。

直後の守り。1死走者なしから、先発・加藤投手が左翼席にソロアーチを浴びて再びリードを許しました。得点を挙げた直後のイニングで失点。その傾向はこの試合を通じて続きました。ホークス打線は8安打、4本のソロ本塁打で6点、残塁は5。一方でファイターズは13安打を記録しながらの12残塁。これらは試合を決しただけではなく、今季苦しんでいるファイターズを象徴している数字にもみえます。ちょうど中間地点にさしかかったペナントレース。噛み合わない歯車をひとつずつ噛み合わせていくことを意識しながら、チーム全体で打開策を見つけて取り組んでいけるか。それが今後の戦いを左右するのは間違いありません。

先発投手コメント

先発の加藤投手

加藤投手
<4回2/3 86球 打者22 安打6〈本塁打3〉 三振1 四球2 失点・自責点5>

「点を取ってくれた野手の皆さんに本当に申し訳ないことをしてしまいました。打たれた球は甘く入っていますし、もう少し低めに投げ切れればよかったと思います。ゲームを壊してしまいすみませんでした。反省しかありません」

栗山語録

Q.早めの段階で大谷投手を代打で起用しました
「どこも勝負どころなんだけど。結果を出してくれると思って行っている」

Q.惜しくも一点差で負けました
「勝たないといけないゲームだと思ってやっているのでね。私の責任です」

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