

広報レポート<序盤の攻防>


プレーボールの声がかかって20分ほどで、試合の流れは大きく決まってしまいました。まずは西川選手が中前打を放ち、13試合ぶりに初回の先頭打者が出塁。続く松本選手が四球を選んで無死一、二塁となりました。ここまでは文句なしの展開。しかし、クリーンアップ3人がいいとこなく倒れ、まさかの無得点に終わりました。一方、先発・浦野投手は先頭打者に中前打を浴びると、1死二塁から連続本塁打を浴びて3失点。劣勢からのスタートを余儀なくされました。2回以降は失策も重なって突き放される一方。今季最大の11点差をつけられての零封という屈辱まで味わいました。
手に汗握る攻防は試合の終盤に訪れるとしても、序盤の攻防で試合の流れは決まります。交流戦が終わってリーグ戦が再開してからの16試合。3回までに挙げた得点は合計で10点だけ。投手陣をみれば、3回まですべて無失点に抑えたのは3試合(うち2試合は上沢投手が先発)です。先発が4回まで無失点に抑えた試合は現在17連勝中。先発が踏ん張れば打線はそれに応え、打線が先制すれば勝率は5割を超える(21勝18敗)。なかなか上昇気流に乗れない今季の戦いを象徴するような、戦いぶりとなってしまいました。
先発投手コメント

浦野投手
<2回2/3 49球 打者15 安打5〈本塁打2〉 三振2 四球3 失点・自責5>
「試合を壊してしまいましたね。初回のホームランも甘く入ってしまった。もう少し気をつけないといけませんでした。チームに迷惑をかけてしまい申し訳ないです」
栗山語録

Q.大敗を喫しました
「本当に申し訳ない。先に行ければもちろん違うんだけど試合にも流れがあるのでね。反撃する形を作らないといけなかった。ピッチャーが頑張って点を取って勝たないといけない。こっちの責任なので『すみません』としか言いようがない」