

広報レポート<反省を忘れることなく>


3回の被弾が重くのしかかった一戦。あの失投がなければ、後半戦に形勢を逆転するチャンスが訪れたかもしれません。先発した白村投手は3回。甘く入った真っすぐを完璧に捉えられ先制2ランを浴びました。たかが一球、されど一球。白村投手にとって、一球の重みを痛切に感じた試合となりました。
先発に転向して2試合目の登板となりました。一発は浴びたものの90球という球数制限がある中でゲームを作り、最低限の役割を果たしてくれました。奪った三振は6つ。5回2失点の内容。前回登板のライオンズ戦で反省に挙げていた変化球の高さも、きょうの試合ではフォークを低めに集めるなど修正してみせました。一発を浴びたことは反省しないといけませんが、敗戦の中にも収穫は確かにありました。
一進一退を繰り返すのではなく、僅かでも着実に前に進むことがチームからの信頼を勝ち取ることにつながります。前回よりも今回。今回よりも次回。場数を踏んで蓄積された経験は野球人生の財産となるはずです。目の前の課題も自身を成長させてくれる貴重な要素。どの試合でも反省は付きものです。反省を繰り返し課題を一つずつ克服することが成長の一歩につながっていくことでしょう。前回登板から一歩進んだ白村投手。次の登板にも期待がかかります。
先発投手コメント

白村投手
<5回 86球 打者20 安打3〈本塁打1〉 三振6 四球2 失点・自責点2>
「ホームランは反省しないといけないんですけど、そのあとは粘りのピッチングができたかなと思います。前回のライオンズ戦で高めに浮いていたフォークも、きょうは低めに集めることができました。毎試合万全の状態で投げることは難しいと思いますが、ホークス相手に最低限の仕事はできたかなと思います」
栗山語録
Q.先発の白村投手は5回3安打2失点
「課題ははっきりしているけど、いいものを出しているのも事実。打線が機能していれば(敗戦投手という結果は)また違ったかもしれない」
Q.いい当たりが正面を突いたりと打線はツキもなかった
「“たられば”は野球にいらないから」