

広報レポート<先輩の偉業>


宮西投手の通算250ホールド達成の裏にはこの投手の力投がありました。7月4日ライオンズ戦以来、約1ヶ月ぶりの登板となった加藤投手は初回から三者凡退を奪うなど5回無失点の好投で白星を挙げました。
打線は初回に2点先制し、マウンドに上がる加藤投手を援護しました。キレのある真っすぐと緩いカーブを駆使する加藤投手。5回には2死満塁のピンチを招きましたが、前日の試合で2本の本塁打を打たれているペーニャ選手から渾身の真っすぐで空振り三振。ガッツポーズで締めました。それでも「球数が多くなってしまったので、もう少し長いイニングを投げられるよう頑張りたい」と自己採点は厳しく納得することは一切ありませんでした。
ロッカールームに戻った加藤投手。アイシングを施しながら宮西投手に「おめでとうございます」と声をかけ握手を交わしました。プロ野球史上2人目(パ・リーグ初)の偉業を成し遂げた先輩に敬意を払うことを忘れません。プロの世界に入って2年目の加藤投手にとって同じサウスポーである宮西投手は偉大な存在でその背中は大きく見えたはずです。この歴史的瞬間を共有できたことは加藤投手にとって大きな財産となるはずです。
先発投手コメント

加藤投手
<5回 95球 打者22 安打5 三振3 四球2 失点・自責0>
「野手の方が点を取ってくれて助けられましたし、粘り強く打たせて取るピッチングができたと思います。(次回に向けて)球数が多くなってしまったので、もう少し長いイニングを投げられるよう頑張っていきます」
栗山語録

Q.宮西投手が通算250ホールド
「10年間、ケガしないで積み重ねてきた。技術はもちろんだけど、ケガせずにこれたことが大きい」
Q.先発・加藤投手が久々の勝利
「頑張った。(勝てない間に)いろんな思いをしたと思う。よく頑張った」
Q.中田選手が12号
「いろいろ本人とも話している。自分の方向性をしっかり出してほしい」