

広報レポート<好調の要因とは>


昨年の日本シリーズ第5戦のサヨナラ満塁本塁打を彷彿させる西川選手の一発。先制された直後の2回1死満塁、振り抜いた打球は右翼席へ突き刺さりました。「今年は満塁で9打数0安打だったので、やっと打てた」と胸をなでおろし、猛打賞の活躍でチームを勝利に導きました。
西川選手の打撃の好調を象徴する打席がありました。6打席目を迎えた11回1死二塁のサヨナラ場面。ファウルにこそなりましたが、初球を積極的に打ちにいくと、その後のボールには一切手を出さず、四球を選びました。3安打を放ち、それもサヨナラのチャンスの場面、心理的に自分のバットで試合を決めたくなるところでしょう。しかし、冷静さを失わずボールを見極め、次の打者に繋ぐことに徹底しました。2回に本塁打を放った次の打席でも大振りをすることなく左前に運びました。まさに打撃好調の要因はそこにありました。
自身初となるシーズン全試合出場を目指す西川選手。開幕当初は打率が思うように上がらず悩まされましたが、徐々に調子を取り戻してきました。調子の良し悪し関係なく、やることは毎日変わりませんでした。ナイターの日は午前中に球場入りすると、身体のケアを行い、入念に準備を進めます。試合後もバットを持ってスイングを敢行。自分が決めたルーティーンは絶対に崩しませんでした。全試合出場と3割打者を目標に掲げる西川選手。残り39試合の全力プレーにも注目がかかります。
先発投手コメント

加藤投手
<5回2/3 117球 打者26 安打7〈本塁打1〉 三振9 四球2 死球0 失点・自責4>
「序盤で点を援護してもらったのに、すみませんでした。野手の方々に申し訳ありません。入りを意識していた6回に四球を出してトヨキ(田中豊投手)にも負担を掛けてしまいました。本当に申し訳ありませんでした」
栗山語録

Q.全員で勝ち取ったサヨナラ勝ち
「いいも悪いも、いろんな経験をして前に進むためには勝ち切ることが大事だから」
Q.堀投手が札幌ドーム初登板
「あしたファームに返すことを決めていたから、今日絶対に使おうと。あそこしかないし、面白い打順だったからね。すごくいい経験をしたと思う」