

広報レポート<ふたりの活躍>


毎回走者を許しましたが、5回無失点の粘投で勝利投手の権利を得て降板しました。4連敗と一度も白星を挙げられず5度目の先発登板。5回途中に指先を気にするハプニングがありましたが、何とか乗り越え、先発投手として最低限の役割を果たしました。
お立ち台にはプロ初勝利の上原投手と女房役の黒羽根選手が上がりました。横浜DeNAベイスターズからトレードで加入して初のお立ち台。普段は口数が少なくベテランの雰囲気を醸し出す黒羽根選手ですが、ヒーロー前にはベンチ裏でネタ合わせを行い、アナウンサーに「マイクが小さいですね」とボケさせ、「顔がデカいからやあ」とツッコミをするなど、北海道のファンの前でお茶目な一面を披露しました。
両選手が口にした「マジでホッとしました」という言葉。
これまで全ての先発登板で上原投手の球を受けてきた黒羽根選手は、自分の活躍よりも上原投手に白星を付けられたことに喜びを感じていました。一方、上原投手はプロ初勝利への嬉しさよりも「まだまだレベルに達していない」という悔しさの方が心に残っていました。余韻に浸ることなく次を見る両選手。地元・北海道で自己紹介を終えた両選手、今後の活躍にも期待がかかります。ここ6試合で5勝1敗とエンジンがかかってきたファイターズ。最後の最後まで諦めずに戦います。
先発投手コメント

上原投手
<5回 99球 打者23 安打3 三振3 四球5 失点・自責0>
「せめて6回まではいきたかったです。四球は多かったんですが、連打だけは許さないようにピンチでは集中して投げることはできました。5回は、最後は気合だけで投げました。四球が多かったのは、フォームのちょっとしたズレ。それに早く気付いて立て直すことができるようになることが、次回以降の課題です」
栗山語録

Q.上原投手がプロ初勝利
「長く投げるよりゼロに抑える方がいい。ひとつ勝てば落ち着くと思っていたから、良かったよね。簡単には行かないけど、バッターに向かっていこうというところがあった」
Q.黒羽根選手が好リードと2安打
「ヒットもそうだけど、ピッチャーにいいボールを投げさせようという気持ちを感じる」
Q.打線がつながった
「この1年、タイムリーが出る流れにならなかった。流れはここ数試合いいと思う。早くこういうふうにしてあげられなかったなあ、と。勝っても負けても意味のある試合にしないといけない。残り全部、そういう試合にしたい。その中で勝たないといけない」