2017.08.26 SAT
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広報レポート<全力で戦う意義とは>

ヒットを放つ松本選手
三塁打を放つ西川選手

上位を走る東北楽天ゴールデンイーグルスに2連勝しました。若い力が躍動し、それがシンクロして懸命にぶつかったことが最大の勝因です。先発した加藤投手本人は反省の弁を連発して、フラストレーションをためていましたが勝機を残し、5回まで粘って投げ切りました。大谷投手、松本選手の効果的な適時打など要所では意地を見せました。現実を見ればAクラスは、まだまだ遠いです。ただ優勝争いをする相手先発の岸投手、則本投手の2本の大きな柱に連日、競り勝ったことは発展途上の布陣にとっては、成長促進剤になります。

ビジターでの試合前には、恒例の儀式があります。プロ野球ファン、ファイターズのファンの体温を感じる至福の時間があるのです。栗山監督は試合前の練習後、時間が許す限りサインのリクエストに応じるのがルーティンです。Koboパーク宮城では、一塁側ベンチを使用します。打撃練習を終えるとスタンドの方へ足を向け、手を伸ばしてサインを求めてくる方々に対応するのです。一人ひとりとのちょっとしたコミュニケーションは、わずかな時間ですが貴重な機会なのです。

昨日25日は、20代前半の女性ファンが「栗山監督 大好き」などと書いたボードを差し出してきました。指揮官は「もう、大好きとか言われる年齢じゃないですけどね」と苦笑して応じると、その女性ファンは「でも、大好きです」と返答。ファンの方々からの厳しい叱咤の声も多いですが、一瞬でその場に優しい空気が流れました。ライバルの東北楽天ゴールデンイーグルスのユニホームを着た方々も時折、いらっしゃいます。パ・リーグをともに盛り上げ、手を携えている盟友です。敵味方関係なく、同じ野球を愛する仲間です。もちろん栗山監督も快くサインに応じますし、東北のファンの方々は非常に礼儀正しく、いつも心地良いやり取りをしています。

この日も、栗山監督が恒例の儀式を練習後に行いました。イーグルスのユニホームを着用した40代とみられる男性ファンに応対すると、そっと声を掛けていただきました。「素晴らしい監督さんですね。本当に素晴らしいです。頑張ってください」
栗山監督は全身全霊で、ファンサービスを実践しています。その姿や、思いが心に響くのでしょう。

グラウンドから発信するプレーも同じだと、確信しています。突出した高い技術、野球センスを持っている選手でさえも、全力で常にプレーをする。そんなシーンを試合の中で、数多く体現できるかが、そのチームの価値の創出につながると思っています。苦しい中での連日の戦いに、光が少し見えます。まだまだ心を1つにして全力で戦います。

先発投手コメント

先発の加藤投手

加藤投手
<5回 120球 打者27 安打8 四球3 失点3 自責2>

「初回に援護してもらった直後に、ああいう投球をしていてはいけないですね。粘ることはできましたけれど、1イニング三者凡退が1度もなくて5回で120球も投げていては。いつも5回もたないとか、5回までしか投げられないとかばかりで、野手と中継ぎの皆さんに迷惑を掛けていて申し訳ないです」

栗山語録

Q.先発・加藤投手が5回3失点で勝利投手に
「(先制直後に失点する)前と同じパターンだった。でも、3対3になってから我慢した。そういうことで前に進んでもらわないといけない。良かったよね」

Q.松本選手が決勝打を含む3安打
「(一回無死一塁で左前打を放ち)ああいうところでつないでくれるのは大きい。剛には『(2番は)いろんなことをやるよ』といってある。他の球団のいいピッチャーも打っているでしょう。そういう選手をこっちは作らないといけないと思っているから」

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