

広報レポート<明日へとつながる初めての快音>


待望の1本が生まれました。6回。高濱選手が、第1歩を刻みました。難攻不落のバンデンハーク投手から、プロ入り3年目で中前への初安打を記録しました。高校野球の名門、横浜高から2014年ドラフト7位で入団しました。ドラフト同期の3位に高校時代のチームメートだった淺間選手。この日の先発マスクをかぶった清水選手も同学年で同じ年に、ファイターズ入りしました。やや出遅れていましたが、ようやく同じ土俵に立ちました。
開花の兆しが見えます。横浜高では1年生から頭角を現し、注目された逸材でした。ファイターズも、当時から動向を追っていた選手でした。高校卒業時に、他球団の評価が変わり、マークがやや外れたところで指名に踏み切りました。9月19日現在でイースタン・リーグの首位打者で、出塁率もトップ。着実に下克上への下地を作り、この日を迎えました。
今シーズンは、既にBクラスが確定しています。来季へと何を残していけるか。栗山監督を含めて選手、スタッフ全員で日々考える時間を過ごしています。札幌ドームには、この日も多くの方々が足を運んでくれました。約2万人の方々は、高濱選手の必死な姿と、メモリアルな一打の目撃者です。いつの日か、皆さんが節目を見届けたことが自慢できるような、高濱選手の今後のブレークを願います。
若手主体での戦いは続きますが、未来へ向けては全員一丸で、諦めてはいません。リーグ優勝を遂げ、達成感が充満していた福岡ソフトバンクホークスとの対戦であらためて強く認識しました。
先発投手コメント

上沢投手
<6回2/3 118球 打者27 安打7〈本塁打1〉 三振5 四球3 失点・自責3>
「調子は悪くはなかったんですが、四球からムダな失点をしてしまいました。カーブはああいう(リスクもある)ボールなのでホームランはしょうがないとは思うんですが、その後ですね」
栗山語録

Q.上沢投手は5回まで無失点も…
「この前は、らしくなかったからね。今回はああいう点の取られ方だったけど、それまではよく抑えていた。なかなかいい形で勝たせてあげられない」
Q.高濱選手がプロ初安打
「内容いいよね。難しいピッチャーに敢えていったんだけど。苦労しながら自分のものを築き上げてきた。良かったね」