

広報レポート<初打席、初球打ち、初安打>


昨シーズンまでに規定打席に到達した経験があるのは「4番・指名打者」の近藤選手ただ一人。若手がズラッとならぶラインナップの中に、それを象徴するような名前が並びました。初めてスタメン出場のチャンスを手にしたのが2人。「7番・一塁」の今井選手、そして「9番・遊撃」の平沼選手です。両選手とも持ち味を存分に活かしたプレーを見せてくれました。
1回1死満塁。横尾選手の2点適時打で先制した直後、今井選手がプロ初打席に立ちました。「初球から打ちに行こうと決めていました」。ツーシームにバットを折られながら振り抜くと、打球は中前にポトリと落ちました。初打点のオマケまでつく初安打。ファイターズの選手でプロ初打席で初安打を記録したのは、今季だけでも3人目です。また、平沼選手は安打こそ“おあずけ”となりましたが、併殺を完成させるなど、軽快な守備でチームを盛り立てました。
試合を決めたのは「3番・左翼」に入った大田選手でした。同点に追いつかれた6回2死三塁。スライダーを完ぺきに捕らえ、バックスクリーン直撃の15号決勝2ランを叩き込みました。松本選手とともに、今季初めて規定打席に到達した苦労人。本拠地最終戦が終わっても、それぞれがそれぞれのモチベーションを持って、試合に望んでいます。次はいよいよ2017年ラストゲーム。最後まで戦う姿勢は崩しません。
先発投手コメント

吉田投手
<5回1/3 95球 打者25 安打7〈本塁打3〉 三振3 四球1 失点6 自責5>
「野手の皆さんに助けられながらのピッチングになってしまいました。打たれたホームランも全て甘く入ってしまいましたし、流れをうまく作れませんでした。きょうの反省を活かしていけるようしっかり練習していきます」
栗山語録

Q.今井選手がプロ初安打を打ちました
「素晴らしいですね。ああいうのはバッターの資質だから」
Q.若手選手の起用について
「試合前に課題をちゃんと持って帰ってほしいと伝えた。こういう緊張感のある中でプレー出来たことはいい経験になる」
Q.西川選手の盗塁王が濃厚となりました
「シーズン通して一生懸命、コンスタントにチームを引っ張ってくれた。遥輝には感謝している」