

ゲームレポート



ファイターズvs.カープ@名護
ファイターズは効果的に得点して4-2で逃げ切り、新庄剛志監督がオープン戦初勝利を手にしました。二回、4番に入った田宮裕涼選手が口火を切りました。反対方向へ巧みに打ち返す左中間二塁打で出塁。三塁へ進むと相手のワイルドピッチで先制のホームを踏みました。
四回は、快速を飛ばす左中間三塁打で出塁したルーキー水野達稀選手を置き、プロ2年目の今川優馬選手が打った瞬間にそれと分かる特大弾を左翼席に運び、リードを3点に広げました。日頃から熱心に練習に取り組み、試合となればベンチを人一倍活気づけている25歳。ストロングポイントと言える長打力を見せつけ、開幕1軍入りをアピールしました。五回に1点を返されましたが、七回は来日4年目の王柏融選手の右翼席に突き刺さる豪快なソロホームランで1点を追加しました。
投手陣は堀瑞輝投手、生田目翼投手が無失点。今シーズン、先発ローテーション入りが期待される立野和明投手も3回1安打無失点3奪三振と好投し、順調な調整ぶりを示しました。守備でもセカンドの杉谷拳士選手、ファーストの清宮幸太郎選手が球際の強さを見せる好プレーでチームを鼓舞。若い選手が躍動し、投打がかみ合ったゲームとなりました。
■今川優馬選手
「このオープン戦にかける思いはすごく、誰よりも強いと思っています。早く結果を残して今年はレギュラーを獲るんだという強い気持ちをもってオフシーズン取り組んできたので、まずホームランが1本出て、ほっとしています。完璧でした」
■田宮裕涼選手
「4番なんて、あまり打ったことがないので、びっくりしました。打順に関係なく自分のバッティングをするだけだったので、自分の中でしっかりとしたバッティングをしようと思いました」
■新庄剛志監督
「みんなが元気に、楽しくやってくれていることが一番うれしいですね。(今川選手、王選手の本塁打について)打席で自分のタイミングで捉えにいった結果。ホームランを狙いにいくと、ああいう当たりにはならない。守りでも攻めることが僕の野球。いいダブルプレーもあった。(4番・田宮は)足が速いし、ミート力もあるし、試してみたかった」