

ゲームレポート



ファイターズは4点を追う9回、零封負け寸前で2点を返して意地を見せましたが、あと一歩及ばず4連勝とはなりませんでした。
先発は1軍初登板の新外国人、ポンセ投手。1回1死三塁から楽天の浅村選手に一発を浴び、2点を失います。2回以降は力のあるストレートやカットボールをコーナーに投げ分け、無失点に抑えました。5回は先頭打者に四球を与えた後、西川選手に適時三塁打を許し、さらに浅村選手に犠牲フライを打たれて、5回4失点とほろ苦いデビュー戦となってしまいました。6~8回は杉浦稔大投手、吉田輝星投手、西村天裕投手がそれぞれ1イニングを三者凡退に抑える好投を見せ、味方の反撃を待ちます。
打線は楽天の岸投手に7回まで無得点に封じ込められていましたが、9回に3番手西口投手を攻めて反撃に出ます。野村佑希選手の二塁打、渡邉諒選手の四球で2死一、二塁とし、石井一成選手が初球を捉えて右中間を破る三塁打で2点を返します。楽天の守護神松井投手を引きずり出し、打席は今川優馬選手。一発出れば同点の場面でしたが、空振り三振に倒れて首位相手に連勝とはなりませんでした。敗れはしましたが、土壇場で見せた選手たちの反攻は明日の試合へとつながるはず。プロ2年目の今川選手もこの悔しい経験を必ず次へと生かしてくれることでしょう。
先発投手コメント

ポンセ投手
<5回 87球 打者24 安打8〈本塁打1〉 三振4 四球2 死球0 失点・自責点4>
「5回を投げられたことはよかったと思います。結果が伴わなかったことは残念ですが、(田宮選手と)初めてバッテリーを組んだということもあり、今日の反省を今後に生かしていければいいかなと思います」
BIGBOSS語録

「(最終回は)でかいですよ。これ、1点取ったら成長だね、という話をしていて2点取った。(今川選手は)本人が一番悔しいよ。2アウト、2ストライクと追い込まれて、緊張はすると思う。ああいう場面、俺はめちゃくちゃ楽しみました。そうなるまで時間かかったけどね。若い子は結果を出して自信が出てきて、自信をつけさせて育てていく。ポンセ君は初めての登板で、まだ日本のマウンドにも慣れていないだろうし。今日だけでは判断できない。これからでしょ」