

ゲームレポート



ファイターズが僅差の競り合いを制して連敗を4で止めました。先発の上沢直之投手は4回までに2点を失いましたが、味方が中盤に逆転すると7回まで1点のリードを保ち、7試合目の登板で今シーズン初勝利を手にしました。
反撃ののろしは、女房役・宇佐見真吾選手の一発でした。ジャイアンツ時代にバッテリーを組むこともあり、この日プロ野球92人目の2000投球回に到達したライオンズ内海投手から右中間席中段へ運ぶ2号ソロ。6回には相手の失策にも乗じてチャンスを作り、無死一、三塁から野村佑希選手の右前適時打とアルカンタラ選手の右犠飛で逆転すると、8回は堀瑞輝投手、9回は北山亘基投手が一人の走者も許さない完ぺきな投球で逃げ切りました。
今季11勝のうち、4月16日のマリーンズ戦を除く10勝が先制した試合。途中同点となり勝ち越した試合もありますが、後手に回るとなかなか主導権を奪い返せない戦いが続いてきました。上沢投手がヒーローインタビューで「この1勝から波に乗っていきたい」と話した通り、ここまでの悪い流れを断ち切るきっかけにしなければなりません。
先発投手コメント

上沢投手
<7回 104球 打者27 安打4<本塁打1> 三振8 四球3 死球1 失点・自責点2>
「前半は自分が思ったように投げることが全くできませんでしたが、宇佐見が僕のことをうまくリードしてくれたおかげで何とか乗り切ることができたと思います。先制点を取られましたが、逆転してくれた野手にも感謝です」
BIGBOSS語録

「よかったね、上沢君。本人は8回も行きたかったと思ってただろうけど、コーチの方からきょうは堀君、北山君で行こうという話があって。堀君は勝っている時の方が球に力がある。そういう場面で戦ってきているからメンタル的なものってあるね。きょうは宇佐見君の本塁打も大きかったし、得点は全部大きいんだけれど。野村君もしっかり振り遅れの(右前適時打)を打ってくれました(笑)。明日は移動日?あ、もう1試合あったね(笑)。(試合前にキャンプで臨時コーチを務めていただいた武井壮氏、赤星憲広氏と対面して)ここまで(足に)けがなく来れているのは二人のおかげ、と伝えました。(武井さんから選手が)歩き方を忘れているのでBIGBOSSからもう一回教えて、ということだったので、早速万波君はネクストサークルに向かう時からやってましたね。違う違うそこじゃない、私生活でって言いました」