

ゲームレポート



ここまで1勝6敗と分の悪かったバファローズ相手に、2回までに5点を奪って流れをつかみ、札幌ドームで4月22日(金)ホークス戦以来19日ぶりの白星をつかみました。
前日の試合後、BIGBOSSは珍しく厳しいコメントを残しました。「一軍に残りたいという姿勢が見えない。バットを出さない限り一生結果は出ない」。好投手の山岡投手が相手とは言え、消極的に見えた若手野手への歯がゆさをあらわにしたものですが、これが個々の心に火をつけました。1回に2死満塁からアルカンタラ選手が押し出し四球を選んで先制し、敵失でもう1点。2回も2死一、二塁で清宮幸太郎選手が右翼へ二者を還す適時二塁打を放ち、試合の主導権を握りました。3回以降は追加点こそ奪えなかったものの、6盗塁を決めてかき回し、前日の反省を生かし常に先の塁を狙う姿勢を見せ続けました。
大量リードをもらったとはいえ、先発した金子千尋投手の安定した投球も光りました。打たせて取るテンポの良い投球で5回を4安打1失点に抑え、2シーズンぶりにつかんだ勝利。先発では2019年9月24日のバファローズ戦以来、実に960日ぶりとなる通算130勝目を飾りました。一日休日をはさんで1勝5敗と今のところ苦戦が続くホークス戦となりますが、4月17日以来の連勝をかけて上位に挑みます。
先発投手コメント

金子投手
<5回 69球 打者19 安打4 三振3 四球1 死球0 失点・自責点1>
「前回、先に点を取られてしまったので、先に取られないように、テンポ良く攻めのピッチングを心掛けていました。1回、2回とランナーを出してしまいましたが、なんとか無失点で抑えられたことによって、3回、4回とリズム良く投げられたかなと思います。5回、点は取られてしまいましたが、なんとか最少失点で抑えられてよかったです。野手の素晴らしい守備に助けられました」
BIGBOSS語録

「金子君がいいテンポで投げてくれたおかげで打線がつながった。攻撃面は作戦を決めてほしいところでミスがいくつかあったから、それを減らしていかないと成長はないね」