試合情報

ファイターズは好機であと1本が出ず、連勝はなりませんでした。敗れはしましたが、故障で戦列を離れていた近藤健介選手が5月3日の楽天戦以来のスタメン出場。チームの得点力アップに不可欠な好打者は、いきなりタイムリーを放つなど存在感を示しました。

1回、先発の上原健太投手が西武打線につかまります。内野安打と四球で無死一、二塁とされ、森選手に適時二塁打を浴びました。さらに2連続タイムリーを許し、3点を奪われました。

2回、打線がすかさず反撃。1死二塁から近藤選手が復帰後初打席で中前適時打を放ち、1点を返します。さらに3回は2死三塁で松本剛選手が中前タイムリーを放ち、1点差に詰め寄ります。1点を追う6回、1死一、三塁のチャンスをつくりますが、得点には結びつきません。7回は代打木村文紀選手の安打をきっかけに1死二塁としますが、後が続きませんでした。

8回にダメ押しの2ランを浴び、追いつくことはできませんでした。カード初戦となることが多い火曜日は、これで4月19日に勝って以来9連敗となってしまいました。

近藤選手はまだ本調子ではないでしょうが、巧みなバットコントロールと選球眼はさすがの一言。交流戦明けは湿りがちだった打線を活気づけてくれる存在として期待がかかります。

上原投手
＜4回　78球　打者18　安打6　三振2　四球2　失点・自責点3＞

「初回がすべてです。野手が少しずつ取り返してくれて、行けるところまで諦めず投げ切ろうと思っていました。中継ぎに負担をかけてしまいますが、逆転を信じて応援したいです」

「（近藤選手について）すぐにセンター前を打つあたりね。バットの出がいいから、ヒットゾーンに飛んでいきそうな感じがする。いいヒットですよ。チャンスはつくるけど、（ホーム）ベースが遠い。（72試合目でシーズンも折り返し）キャンプから見てきて、いい感じに成長して、つまづいて、成長しての繰り返しで来ていると思う。このグラウンドで経験することが一番の経験になる」