

ゲームレポート



9回2死まで無安打に封じられ、代打・佐藤龍世選手の中前打でノーヒットノーランを阻止しましたが、後続が凡退。前日監督代行として指揮を執った山田勝彦バッテリーコーチが新型コロナウイルス陽性判定を受け、急きょ木田優夫ファーム監督が代行監督を務める非常事態にあって、大記録阻止が唯一盛り上がる場面となってしまいました。
6月9日ベイスターズ戦以来、1か月半ぶりの1軍マウンドとなった根本悠楓投手が一発に泣きました。2回1死満塁のピンチをしのいで迎えた3回1死一塁、吉田正選手に外角低めのスライダーを右中間スタンドへ運ばれ、先制を許してしまいました。7月5日のイースタン・リーグ、スワローズ戦で9回1死まで無安打投球を見せ、この日も5回を被安打2の2失点にまとめただけに、悔いの残る1球となりました。
打線も初対戦になるバファローズのドラフト1位ルーキー・椋木投手に対して的を絞り切ることができず、喫した三振は11。3回に2死から連続四球を選んでチャンスを作ったものの、序盤の攻略機を逸したことが最後まで響きました。チームは7連勝と波に乗りかけた後の4連敗。新型コロナウイルスの猛威により、毎日ファームから首脳陣や選手を呼び寄せて試合に臨んでいる状況ではありますが、「BIG組」「BOSS組」とあえて1、2軍という言い方をせずにチームを作り上げてきたBIGBOSSの思いに、今こそ全員が応えなくてはなりません。
先発投手コメント

根本投手
<5回 93球 打者21 安打3〈本塁打1〉 三振4 四球3 死球0 失点2 自責点2>
「制球を乱してから修正まで時間がかかってしまい、いいリズムで投げることができませんでした。5回を2失点でまとめることはできましたが、まだまだ反省点はたくさんあるので、一つひとつクリアしていきたいです」