

ゲームレポート



佐藤龍世選手の移籍後初アーチを含む3本塁打と大技で得点を挙げ、先発の伊藤大海投手ら投手陣も踏ん張って8月は白星スタート。旭川開催では4連勝とし、チームは火曜日の試合の連敗を「11」で止め、4月19日以来の勝利となりました。
1回、近藤健介選手が3号2ランを右翼席へ運んで先制します。先発の伊藤投手が2、3回と失点し同点に追いつかれますが、3回に先頭で打席に入った佐藤選手がバックスクリーン横に1号ソロを打ち込み、勝ち越しに成功。昨季、ライオンズから移籍加入した佐藤選手にとって、ファイターズでの1号ホームランは流れを引き戻す貴重な一撃となりました。4-3と1点リードで迎えた6回2死三塁では、郡拓也選手が3ボールから甘く入ってきた球を見逃さず振り抜きました。左翼席へ飛び込む2号2ランでリードを3点に広げました。守備が乱れる場面もありながら、伊藤投手が粘り強く投げていましたが、7回無死満塁となったところで、井口和朋投手がマウンドに上がります。井口投手は犠飛で1点は失ったものの、ホークスの主軸である柳田選手、デスパイネ選手を連続三振に抑え、相手に主導権を渡しませんでした。1点リードの9回は北山亘基投手が走者を二塁に背負ったものの、得点を与えずチームに勝ち星をもたらしました。
走者を背負いながらも力投した伊藤投手は2年連続2桁勝利に王手をかける9勝目。下位打線がチームを勢いづける一発攻勢を見せ、リリーフ陣は井口投手が大ピンチを好救援。チーム一丸で競り合いを制し、旭川のファンと勝利の喜びを分かち合うことができました。これでホークス戦は5連勝。新型コロナウイルス陽性判定を受け、戦線離脱していた選手たちも徐々に復帰し始め、ここからチームの調子も上向いていくはずです。
先発投手コメント

伊藤投手
<6回0/3 109球 打者28 安打6〈本塁打2〉 三振8 四球2 失点4 自責点2>
「最後、フォアボールからランナーをためてしまい、マウンドを降りる結果になり申し訳ない気持ちです。味方打線が取られても取り返してくれたので、感謝したいです。勝利を信じて最後まで応援したいです」
BIGBOSS語録

「年に1度しかない旭川開催なので、おもしろい試合を見せられて良かったです。(ホームラン3本の打線について)みんな花火を打ち上げてくれ、うれしく思っています。郡君は(3ボールから)打てのサインを出したら、打っちゃった、みたいな。びっくりしました。(好救援の井口投手について)彼はマウンドでオーラというか、入った姿を出せている。期待が高まるピッチャーですね」