

ゲームレポート



打線が先発全員の11安打で5得点を奪い、投げては先発の根本悠楓投手が7回途中1失点の好投。投打がかみ合い、4試合ぶりの白星をつかみました。京セラドーム大阪では今季9戦目にして初白星となりました。
オリックスの先発はファイターズにも在籍していた中村勝投手でした。2回、渡邉諒選手が左前打で出塁すると片岡奨人選手が右前に運び、プロ初ヒットをマーク。1死一、三塁のチャンスで、得点圏打率4割6分2厘と勝負強い谷内亮太選手が左翼線へ二塁打を放ち、2点を先制しました。5回は清宮幸太郎選手の適時打で1点追加。6回は1死二、三塁で梅林優貴選手がセンター前へプロ初打点となるタイムリーを放ち、2点を奪いました。
根本投手は前回登板の反省を生かし、ストライク先行のピッチングでした。走者を背負いながらもキレのある直球とスライダーで要所を締め、スコアボードに「0」を重ねていきます。自己最長の6回2/3を1失点にまとめ、先発の役割を果たしました。8回は相手の反撃で2点を失い、なお2死満塁のピンチを迎えましたが、ここで登板したメネズ投手が好リリーフ。4点目を与えず、相手に傾きかけた流れを食い止め、来日初ホールドをマークしました。9回は井口和朋投手が相手の主軸を抑え、リードを守り切りました。
前日6日の18回戦の黒星で、今季のオリックス戦の負け越しが確定。カード3連敗を避けるべく、この日は何としても勝利が欲しいゲームでした。苦しい状況の中、下位打線がチャンスで得点に絡む活躍を見せ、19歳根本投手と24歳梅林選手の若いバッテリーは勝利を引き寄せる流れを作って、存在感を示しました。伏兵的な存在の選手たちの活躍で得た良い流れを次戦でも継続します。
先発投手コメント

根本投手
<6回2/3 97球 打者27 安打5〈本塁打1〉 三振6 四球3 死球1 失点・自責点1>
「今日はストライク先行で、リズム良く投げることができたと思います。野手が援護してくれたこともあり、とても投げやすかったです。あと1アウトというところで降板する結果になってしまったので、そこを投げ切る体力をつけたいです」