

ゲームレポート



プロ16年目の木村文紀選手が自身初となる先頭打者ホームランを放ち、幸先良く先制しましたが、中盤に失点を重ねて黒星を喫し、連勝はなりませんでした。
1回、前回対戦で無安打に封じられた佐々木朗投手の150キロ超の速球を木村選手がバックスクリーン横へ豪快に運び、先制に成功します。その後も1死一、二塁の好機を作り、佐々木朗投手の立ち上がりを攻めましたが、追加点を奪えませんでした。
今季3度目の先発となった鈴木健矢投手は打者のタイミングを外しながら、打たせて取るピッチングで4回まで無失点に抑えます。しかし、5回に四球と不運な内野安打、犠打で1死二、三塁とされると、犠牲フライとタイムリーで逆転を許します。続く安田選手にはライトの頭上を襲うタイムリー二塁打を打たれ、リードを3点に広げられてしまいました。6回は2番手河野竜生投手が2アウトを取った後に連続長打を浴び、味方のエラーも重なって4点を失いました。
打線は立ち直った佐々木朗投手と相手中継ぎ陣に、2回以降はわずか2安打と抑え込まれ、好機を作ることができませんでした。7回に登板したルーキーの北山亘基投手は50試合登板の節目を三者凡退で無失点。8回は堀瑞輝投手が三者連続三振に仕留め、リリーフ陣が存在感を示してくれました。ZOZOマリンスタジアムでのゲームは今季最終戦となり、試合後はチーム全員でスタンドのファンへ挨拶し、感謝の思いを伝えました。
先発投手コメント

鈴木投手
<4回2/3 98球 打者24 安打5 三振3 四球3 死球2 失点・自責点4>
「悔しいのひと言です。先頭のフォアボールが全てだと思います。最少失点で乗り切りたかったです」
BIGBOSS語録

「やっぱり木村君は真っすぐに強いね。いい当たりでした。(失点は四球とエラーが絡んだことについて)これが野球。それが少ないチームが強くなる。(先発の鈴木投手について)打たせて取る投球はしてくれているなと思った。悪くはないですよ」