

ゲームレポート



エスコンフィールドHOKKAIDO開幕2戦目は、劇的なサヨナラ打で幕を閉じました。
試合の幕開けは3回、1番右翼で初スタメンのルーキー矢澤宏太選手が2打席目にして中前へプロ初安打を放ち鮮烈デビューを飾ります。
先発投手は、右腕エースの上沢直之投手。5イニングを投げて、7四球と本調子ではなかったものの、最少失点にとどめて試合を作りました。
反撃したいファイターズは、6回3番松本剛選手が二塁打で出塁すると、キャンプから4番に座り続けている野村佑希選手が右前打を放ち同点。この貴重な同点打が、チームにとってエスコンフィールド初タイムリーとなりました。さらに7回、1死三塁で、代打今川優馬選手が初球を仕留める左前打で逆転。続く5番清宮幸太郎選手も投手強襲の内野安打で、3-1とリードします。しかし8回に、イーグルス辰己選手に一発を浴び3-3と追いつかれ延長戦へもつれ込みます。
試合が決まったのは10回、先頭の野村選手が右中間への二塁打で出塁すると、5番清宮選手の打球はセンター前への決勝打となりました。エスコンフィールドHOKKAIDO初勝利は、これからチームを背負っていく若き主砲の初サヨナラ打で決着。10回を三者凡退に抑えて流れを呼び込んだ鈴木健矢投手に初白星がつきました。新時代を迎えるファイターズに、新たな歴史が刻まれました。
先発投手コメント

上沢投手
<5回 102球 打者24 安打2 三振4 四球7 失点・自責点1>
「自分でピンチをつくって苦しいピッチングでした。最少失点でしのげましたが、流れを持ってくることができず申し訳ないです。チームの勝利のため、この後しっかり応援します」
新庄語録

「勝ちまでが長かった。2ヶ月ぐらいかかった気分ですね。こういうゲームを毎日していたら、選手は成長する。今日の勝利はデカいですよ。たかが1勝ではない。今川君は少ないチャンスの中、初球から集中していた。ジェイ(野村選手)にはとにかく4番はお前しかいないと紅白戦、オープン戦から言っていた。これから4番として大きくなってくれると思います」
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