

ゲームレポート



ファイターズは、2試合連続で先制するも、バッテリーミスと相手の好走塁により逆転を許し、今季初の3連敗となりました。
先発は3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にて、リリーバーとして世界一に貢献した伊藤大海投手。スピードガンで計測できないほどの超スローボールを投げるなど、場内を沸かせながら5回までスコアボードに「0」を並べます。
ランナーを出しながらも要所を締めて得点を与えなかった若手右腕の踏ん張りに応えるように、均衡を破ったのはファイターズ打線。7回に先頭の3番松本剛選手が二塁打で口火を切ると1死一、三塁と攻め、6番アリエル・マルティネス選手の中犠飛で先制します。また8回には、江越大賀選手が気迫のヘッドスライディングでの内野安打をもぎとり、自身1443日ぶりの安打を記録しました。
1点リードの7回、メネズ投手がピンチを招くと、代わった玉井大翔投手も相手に傾いた流れを止めきれず、2死満塁から暴投。相手の果敢な走塁もあり、一気に2点を失ってしまいました。逆転を許したファイターズは、最終回2死一、二塁の好機をつくるも、マリーンズ抑えの益田投手を崩しきれず。1点が悔やまれる黒星となりました。
先発投手コメント

伊藤投手
<5回 94球 打者20 安打3 三振4 四球2 失点・自責点0>
「一軍実戦初登板で大胆にいこうという意識が強く、力みにつながってしまいました。次は冷静にチームに良いリズムを持ってこられるように頑張ります」
新庄語録

「伊藤君、よかったですね。安定感があった。伊藤君にとって今季の開幕戦だったので、勝たせてあげたかった。(玉井投手について)ワイルドピッチは誰でもありますよ。ああいう時もあれば、抑えてくれる時もある。抑えてくれる時の方が多かったから。負けてはいますけど、こういう接戦を必ずものにしていく。選手たちに期待して見守りたい」
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