試合情報

終盤に試合をひっくり返し、今季2度目の逆転勝ち。中継ぎで登板したルーキーの宮内春輝投手がプロ初勝利を挙げ、単独5位に浮上しました。

ファイターズの先発は加藤貴之投手、イーグルスの先発は田中将大投手。早くも今季3度目の開幕投手同士の投げ合いで、序盤は均衡した試合展開となりました。試合が動いたのは両軍無得点で迎えた6回表、加藤投手が初めて2連打を浴びピンチを招くと、野手のエラーも絡み2点を先制されます。それでも7回、1死三塁で今季初出場、初打席の古川裕大選手が代打で登場。きっちりと左犠飛を放ち1点差に迫ります。続く8回裏、1番五十幡亮汰選手、2番アリスメンディ・アルカンタラ選手がともに猛打賞となる連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、3番松本剛選手が手堅く犠牲フライを放ち試合を振り出しに戻します。更にチャンスは続き、1死一、三塁の場面で昨日、決勝本塁打を放った万波中正選手が打席に入ります。振り抜いた一打は逆転の2点適時二塁打。続く細川凌平選手も鮮やかにスクイズを成功させ、試合を決定づけました。

投げては、加藤投手の後を継ぎ、8回から宮内投手がマウンドへ上がります。ルーキーながら僅差の場面での登板が増えていますが、力強い直球を軸に無失点に抑える力投。逆転を呼び込み、5試合目の登板にして、プロ初勝利を挙げました。

4月1日以来の逆転勝ちで、「こどもの日」に駆けつけた少年少女にカッコいい白星を届けたファイターズ。3カード連続の勝ち越しへ、今季4勝1敗と相性の良い土曜日に、連勝を届けます。

加藤貴投手
＜7回　99球　打者28　安打8　三振5　四死球0　失点2　自責点0＞

「先制点を取られてしまい、思いきった投球もできませんでした。逆転を信じて、ベンチでしっかり応援したいと思います」

「子どもたちに良い試合を見せられたのは、選手の成長ですごくうれしい。こういう試合を続けたら、1人でも多くの子どもがプロ野球選手になりたいと思ってくれると思う。万波君の場面は成長している彼に任せようと。その後のスクイズも上手く決まって気持ちよかった！五十幡君はキャンプから成長している。日本を代表する選手、盗塁王にもなると信じいてるし、これからもっと驚かすプレーをしてくれますよ。加藤君は全く心配していない。宮内君も子どもたちに良いプレーを見せてくれたし、これからの活躍に期待できますね。これだけファンが入ってくれると選手も気合いが入るし、ゴールデンウィークが終わってからも来てくれると思いますね」

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