

ゲームレポート



新庄剛志監督プロデュースの限定ユニフォームをまとった選手たちが、NEW AGE GAMESの初戦でカッコいい白星を届けました。
赤と黒のユニフォーム。力強さを漂わせたファイターズ打線が序盤からビッグイニングを作ります。3回、2死一、三塁のチャンスで6番福田光輝選手がサードへのタイムリー内野安打を放ち先制。続く上川畑大悟選手も二者連続タイムリーとなる右前打を運び追加点を奪います。更にチャンスは続き2死一、三塁の場面で打席には江越大賀選手。打った瞬間、拳を高々と突き上げました。確信した当たりは左中間に飛び込む、2戦連続の3ラン。リードを大きく広げる一打で、チームに流れを引き寄せました。
試合前の円陣では「このユニフォームをみんなに『カッコいい』と言われるようにプレーしましょう」とチームを鼓舞。自ら試合を決定づける一打を放ちました。昨年オフに阪神タイガースから移籍し、新庄監督からも大きな期待を寄せられた今シーズン。キャンプから怪我をしながらも、自らの強い意志で試合に出続け、虎視眈々とレギュラーの座を狙い準備を重ねてきました。負傷者が相次ぐ苦しいチーム状況の中でスタメン起用が増え、前の試合では5年ぶりの本塁打を記録。連日の活躍で、移籍後初のお立ち台にも上がりました。斬新なユニフォームも「僕が一番似合っていたんじゃないかな」。再び脚光を浴びたヒーローが、新天地でファンを沸かせました。
投げては先発の加藤貴之投手が完璧な投球を披露しました。ここ3戦は好投しながらもゲーム終盤でマウンドを降り、勝ちがつかず。悔しさを晴らすかのように、今日は一人でマウンドを守り抜きました。8回には三者連続三振を奪うなど、最後まで出力は落ちることなく、9回を102球、今季初の完封勝利を飾りました。
先発投手コメント

加藤貴投手
<9回 102球 打者30 安打4 三振5 四死球0 失点・自責点0>
「前回はチームに迷惑をかけていたので、今日はいい結果になって良かったです。同級生の江越がホームランを打ってくれて、それで乗っていけました」
新庄語録
「選手たちがこのユニホームを着た時のオーラはどのぐらいかなと思っていたけど、得点が入るたびにだんだん大きくなっていった。勝てて、みんながヒーローになれましたね。加藤君が投げている時は守りのことではなく、攻撃のことを考えていた。それぐらい安心しきっていました」
ゲームハイライトフォト