

ゲームレポート



延長12回の勝負どころで2失策が絡み逆転負け。今季最長の4時間23分の激闘、9投手の継投も実らず、6連戦初戦で痛い黒星を喫しました。
先発はサブマリンの鈴木健矢投手。チームトップの4勝目を懸けてマウンドに上がりましたが、序盤から制球に苦しみ自己ワーストタイの5四死球。なんとか無失点に抑えたものの、5回途中でマウンドを降ります。6回に2番手の池田隆英投手がソロ本塁打を浴びリードを許すも、その裏、江越大賀選手が出場3戦連発となる本塁打で同点。1対1の同点で迎えた8回、代打・水野達稀選手が右前適時打を放ち、ついに試合をひっくり返します。1点リードでマウンドには守護神の田中正義投手。2死を奪い、ゲームセットまであとアウトひとつとしますが、ライオンズ・長谷川選手にプロ初本塁打を許しました。移籍後初の被弾となるソロ本塁打を浴び、勝利がスルリ。白星を目前に、再び試合を振り出しに戻されました。
我慢の延長戦、10回は7番手で宮西尚生投手がマウンドへ。この登板がNPB歴代7位の五十嵐亮太氏に並ぶ通算823試合目で、全て救援登板の選手では同氏に並び歴代トップとなりました。プロ16年目、復活を期す今季好調のベテランが走者を出しながらも気合の投球で無失点に抑えます。その流れで反撃したい打線でしたが、9回以降はライオンズの4投手の継投の前に二塁すら踏めず。12回表、バント処理のミスが致命的な失点となり逆転を許しました。
4位・ライオンズを相手にゲーム差を詰めたいところでしたが、3週間ぶりの連敗で再び最下位に。明日の先発は3本柱の一角、上沢直之投手。嫌な流れを断ち切る投球に期待がかかります。
先発投手コメント

鈴木投手
<4回2/3 78球 打者20 安打3 三振2 四球4 死球1 失点・自責点0>
「同じことを繰り返してしまい、本当に申し訳ないです」
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