ダイジェスト映像を見る
ゲームレポート
上沢直之投手が120球の熱投で5年ぶりの完封勝利。打っては女房役の清水優心選手が今季初打点となる決勝タイムリーを放つなど3対0で快勝しました。
両軍無得点で迎えた5回裏、清水選手が連打の口火を切ります。1死一、二塁から左前適時打を放ち先制。清水選手にとっては、これが今季初打点。バッテリーを組む上沢投手を援護します。さらにアリスメンディ・アルカンタラ選手が右前適時打、松本剛選手が左前適時打と3者連続タイムリーを放ち一挙3点を奪います。
今日の先発、上沢直之投手にはこの3点で十分でした。自己ワースト3本塁打を浴びた6日の楽天戦以来、中10日での登板。「練習もたくさんできて、いい時間になった」との言葉通り、高めの真っすぐと低めの変化球を有効に使い分け、イメージ通りの投球で相手打線を翻弄しました。7回の投球時には、ピッチャー返しの打球が直撃するアクシデントがありながらも続投。8回を終わった時点で球数は109でしたが、最終回もマウンドへ上がります。昨日の試合で9投手をつぎ込んだブルペン陣に出番を与えず最後まで投げ抜きました。三塁すら踏ませない貫禄の投球で2018年以来の完封勝利。さらにはリーグトップタイの今季4勝目を挙げました。
前日の悪夢を払拭する快勝で、再び返り咲いた赤と黒のヒーローたち。連敗は2でストップし、1日で最下位を脱出しました。明日は3カードぶりのカード勝ち越しをかけ、伊藤大海投手が本拠地エスコンフィールド初勝利を目指します。
先発投手コメント
上沢投手
＜9回 120球 打者31 安打4 三振9 四球2 失点0・自責点0＞
「苦しい時期が続いていたので本当に今日はうれしいです。昨日の試合で中継ぎの方が頑張って投げていたので、1イニングでも多く投げたいと思っていました。最終回のマウンドに向かう時にファンの皆さんの手拍子や声援が届いていたので、そのお陰で投げ切ることができました」
新庄語録
「加藤君といい、今日の上沢君といい、安心して見ていられますね。打つ方では3点取ったけど、強いチームになっていくためには、やっぱりもう1点ずつ。5点は取りたいですね」
ゲームハイライトフォト
