

ゲームレポート



ファイターズ、上沢直之投手とホークス、和田投手。通算投球回数のメモリアルが掛かった両投手の投げ合いは、42歳のベテラン左腕に軍配があがり、ファイターズは3連敗。プロ12年目の上沢投手はNPB史上364人目となる通算1000投球回を達成しました。
先制したのはファイターズ。1回、2番のアレン・ハンソン選手がNPB第1号となる左越えソロを放ち、チームに勢いをつけました。前カードのバファローズ戦では、左打席で初打点をあげ、今日は右打席で初本塁打を放った30歳。チームの新しいピースとして、存在感を示しました。
ファイターズ先発の上沢投手は5回2/3を投げれば通算1000投球回に到達という節目の記録を掛けた登板に臨みました。2回に逆転2ランを許しましたが、その後はホークス打線を粘り強く3安打に抑えて、結果7イニングを投げて2失点に留めます。多くの怪我を乗り越え、イニングを積み重ねた右腕は「これからもチームのために腕を振っていきたい」と前を向きました。
追いつきたい打線でしたが、昨日に続きホークス投手陣に抑え込まれます。和田投手は、2回を投げ終えて史上93人目となるNPB通算2000投球回に到達し、その後はリードを守りました。6回以降は相手リリーフ陣から2試合連続の無安打に封じられ、反撃の余地がありませんでした。
明日の先発は、加藤貴之投手。18イニング連続無失点中の左腕に勝ち星を付けるべく、打線の奮起に期待が掛かります。
先発投手コメント

上沢投手
<7回 119球 打者27 安打5〈本塁打1〉 三振5 四球1 失点・自責点2>
「先制点を取ってもらった後の点の取られ方が悪かったです。チームが乗っていくところで失点してしまい、流れを持ってくることができませんでした」
新庄語録

「上沢君が1000投球回で、記念日に勝ちをプレゼントしたかったですけどね。ハンソン、いいですね。右打席も左打席も選球眼がいいし、足も思ったより動いている。面白い存在になってくれそうな予感がします」
ゲームハイライトフォト