ゲームレポート
万波中正選手の2打席連続ソロ本塁打で奪った2得点を守り抜き、交流戦初戦を白星で飾りました。
先発のマウンドに上がったのは、約1カ月ぶりに一軍登録された上原健太投手。今季は開幕ローテーションに滑り込み3試合に登板しながらも0勝2敗と白星がなく、ファームで調整を続けていました。再び巡ってきたチャンスに「同じ失敗をしてはいけない」と強い覚悟で挑みました。2回に先制を許すも、ヤクルトの主砲・村上宗隆選手から2打席連続三振を奪うなど要所を抑えて6回1失点。内野手登録ながらセンターに入った細川凌平選手が、2度のレーザービームで失点を防ぐなどバックも盛り立てました。
打線は1点ビハインドで迎えた4回裏、万波中正選手が12球団最速の2桁本塁打となる10号ソロをライト側ブルペンに運び同点に追いつきます。さらには6回、再び4番のバットから豪快な一発が生まれました。今度は左中間スタンドに突き刺さる勝ち越しの11号ソロ。本塁打数で単独トップに躍り出る、さらには自身初となる2打席連発で全得点をたたき出しました。
リードは1点。僅差の試合運びも、7回からはリリーフ陣が細かい継投で、無失点に抑えて逃げ切りました。開幕から2カ月、ようやく今季1勝目を挙げた上原投手。再び先発ローテーション入りを目指して、猛アピールで再スタートを切りました。
順位が大きく変動する可能性もある交流戦を、白星スタートで飾ったファイターズ。3カードぶりのカード勝ち越しへ向け、明日はチームトップタイの4勝を挙げている上沢直之投手がマウンドに上がります。
先発投手コメント
上原投手
<6回 93球 打者25 安打5 三振7 四球4 失点・自責点1>
「フォアボールが多くチームに良い流れを持ってくることができませんでした。マルティネスのリードでなんとか1点で抑えることができました。万中(万波)に感謝します。この後しっかり応援します」
新庄語録
「交流戦になると、空気ががらっと変わりますね。めちゃくちゃ楽しかったです。(万波選手について)去年から少しずつ成長して、彼の努力もあってホームラントップ。ここからが楽しみな選手ですね」
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