試合情報

セ・リーグ首位を独走する阪神タイガースを相手に投打がかみ合い4対0で快勝。昨年、甲子園で3連敗を喫した相手にリベンジの1勝で連敗をストップしました。

打線は2回、2死二、三塁で伏見寅威選手が左前適時打を放ち2点を先制。打率1割台に苦しむ伏見選手の5月14日以来の打点で、連敗中の嫌な流れを吹き飛ばします。3回、アリエル・マルティネス選手の適時二塁打で1点を追加し、迎えた4回。昨季まで阪神タイガースでプレーした江越大賀選手が球場を沸かせます。今季3本塁打を放ちながらも、打率は1割台に低迷。それでも何かやってくれそうな雰囲気を漂わせる男が見事な一発を放ちました。力感なくミートした打球はグングンと伸び、ライトスタンドのブルペンへ飛び込みました。プロ入団時から走攻守でポテンシャルの高さを発揮。阪神ファンからも覚醒を期待され続けていた江越選手の一振りに、エスコンフィールドを埋め尽くした両チームのファンから大きなどよめきと歓声が響きました。「楽しみにしてた」という古巣との対戦で、初回には補殺を記録するなど好守で躍動。江越「タイガ」と伏見「トライ」、2人の虎が打線を牽引し虎退治に成功しました。

投げては、鈴木健矢投手が前回登板で読売ジャイアンツから勝利した勢いそのままに、思い切りのいい投球を披露。強力打線に動じず、地面から浮き上がる緩いボールをストライクゾーンに投げ込みました。打たせてとる投球で三振は1ながら、6回を無失点。リーグトップタイ、チームトップの6勝を挙げチームを勝利に導きました。

鈴木投手
＜6回　102球　打者23　安打4　三振1　四球1　失点・自責点0＞

「野手のおかげで6回まで投げることができました。感謝しています。この後しっかり応援したいと思います」

「ミスがないとこういう良いゲームができる。（3回のピンチで好守を見せた）ハンソンは期待以上の守備をしてくれていますね。江越君は何かやってくれそうな気がして1番に入れました。伏見君も2アウトからよく打った。さらに乗ってきてくれると思います」

ゲームハイライトフォト