

ゲームレポート



ファイターズは万波中正選手の決勝弾で、交流戦優勝がかかったベイスターズの猛攻を振り切って競り勝ちました。交流戦最終戦を勝利で飾り、10勝8敗で2018年以来5年ぶりの勝ち越しとなりました。
0−0の均衡が破れたのは5回でした。6試合ぶりのスタメン起用となったハンソン選手が先制の3号ソロをライトスタンドへ突き刺します。6回に同点とされ、7回に勝ち越しを許したファイターズでしたが、打線が粘り強さを見せます。8回、先頭の松本剛選手が中前打で出塁。2四球で満塁となり、マルティネス選手がライトへ強烈な2点タイムリーを放ち、3−3と追いつきました。その裏は2死満塁のピンチを迎えますが、宮西尚生投手が踏ん張って得点を与えません。
4時間を超えた熱戦は延長10回、万波選手が相手守護神山崎投手から値千金の13号ソロをレフトスタンドへ叩き込み、勝ち越しに成功。終盤は得点圏にランナーを背負うピンチの連続でしたが、リリーフ陣が力投し、味方の反撃に繋げました。1点リードの10回裏は7番手玉井大翔投手が無失点。優勝を願ったベイスターズファンの大声援が響く敵地の中、しびれる展開を制して4連勝を果たしました。23日に再開するリーグ戦へ向けて、弾みがつくゲームとなりました。
先発投手コメント

上原投手
<5回1/3 73球 打者21 安打4 三振4 四球1 失点・自責点1>
「全体的には良かったと思います。6回は上位打線で長打を警戒しなければいけない場面で、長打を打たれてしまい、そこはしっかり反省したいと思います。この後味方が逆転することを信じて応援します」
新庄語録

「(マルティネス選手は)ファウルで粘りながら、うまく合わせて持って行った。素晴らしかったですね。(決勝ホームランの万波選手は)ああいう場面で打てるのは実力があるということ。自信になったと思います。全員が成長していて、いいゲームをしてくれました」
ゲームハイライトフォト