試合情報

ファイターズは前日に続き接戦をものにできず、悔しい連敗となりました。

先発マウンドは鈴木健矢投手。得意の緩急を駆使してマリーンズ打線に挑みましたが、4回以外は毎回出塁を許す苦しいピッチングとなってしまいました。5本の被安打のうち4本は左打者に許し、2回には角中選手に3ランを浴びるなど5回途中でマウンドを降ります。

3点差を追いつきたい打線は、3回に清宮幸太郎選手の内野安打で1点を返し、4回は上川畑大悟選手の左中間適時二塁打で1点差に詰め寄ります。さらに、6回にも上川畑選手が中前適時打を放ち、前日と同じく同点のまま終盤に突入します。

無失点で凌ぎたい中継ぎ陣は、3番手に今季初登板となる生田目翼投手が6回のマウンドへ。期待に応えたいところでしたが、2イニング目の7回に、先頭打者に四球を与え、自身の暴投も絡み1死三塁のピンチを招きます。すると続く安田選手の打球は、ボテボテの内野ゴロに。石井一成選手がホームへ送球しますが、無情にも大きく逸れて、無安打で勝ち越し点を与えてしまいます。さらに、8回に登板した杉浦稔大投手が連続ソロを浴び、再び3点差に突き放されました。

最終回、ファイターズ打線が意地を見せます。先頭の石井選手が二塁打で出塁すると、3番清宮選手が相手守護神益田投手から右越え2ランを放ち1点差としました。しかし、追い上げはここまで。ミスで許した1点に泣く結果となりました。

それでも打線をけん引している清宮選手は、故障から復帰後初となる4月9日以来の一発を放ち、この試合で6試合連続安打と好調。万波中正選手、野村佑希選手を含めて若き主軸たちが存在感を示しています。チームは27日から沖縄でライオンズ2連戦。交流戦終盤の勢いを取り戻すためにも、連勝して北海道へ戻りたいところです。

鈴木投手
＜4回2/3　72球　打者19　安打5〈本塁打1〉　三振1　四球1　失点・自責点3＞

「不用意な一球でホームランを打たれてしまいました。しっかり反省したいと思います。この後逆転を信じて応援します」

「急に強くなるというのは難しいので、ミスを減らしていく努力を練習でもしている。（7回の失点の場面について）緊張はすると思うけど、そこでプロとしてファンにすごいプレーを見せられるように努力してもらいたい。清宮君はいいホームランだった。これで乗って行けると思います」

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