ゲームレポート
「THE FIRST ROOF OPEN GAME」と名打って行われた、エスコンフィールド初めての屋根を開けての試合は、前日までのどんよりした空気をかき消すような鮮やかな逆転勝ち。新戦力や怪我から復帰した選手が打線を牽引し、連敗を3でストップさせました。
1点ビハインドで迎えた3回裏、淺間大基選手に待望の一本が生まれます。二死満塁の好機で打席に入ると、低めのチェンジアップを上手く捉えました。一塁線を破った打球は逆転の適時二塁打。春季キャンプ中に怪我で離脱してから、手術とリハビリを経て、ようやく今カードから一軍復帰。これまでも度重なる怪我で何度も悔しさを味わっていましたが、またしても怪我からはい上がり、自らのバットで結果を示しました。逆転の勢いそのままに、続く郡司裕也選手も移籍後初タイムリーを左前に運び2点を追加。4回にも万波中正選手にタイムリー内野安打が飛び出し、リードを4点に広げます。終盤に2点差まで追い上げられましたが、8回に清宮幸太郎選手が自身エスコンフィールド初となる本塁打をライトスタンドに運び、試合を決定づけました。
先発の北山亘基投手は、初回にソロ本塁打で先制を許すも2回以降は直球を軸に押し込みました。7回途中で降板し、リリーフ陣にマウンドを託しましたが、「四球を出した後、ズルズルいかなかったのが彼の成長」と指揮官が評価した通り、しっかりと試合を作り、5勝目を挙げました。
選手たちも「気持ちいい!」と話した初めてのルーフオープン。鮮やかなコントラストを描いたエスコンフィールドで躍動したファイターズが、気持ちのいい勝利を届けました。
先発投手コメント
北山投手
<6回1/3 101球 打者25 安打5〈本塁打1〉 三振7 四球1 失点・自責点3>
「詰めの甘さが出てしまいました。試合はまだ続いてるので、しっかり応援したいと思います」
新庄語録
「(屋根が開いての試合開催)気持ち良かったですね。ファンの皆さんも初めてということで、球場の雰囲気を味わってもらえたかなと思います。(淺間選手について)彼は怪我でずっと苦しんでいた。点が入ったことより、淺間君があの場面で打って、ベース上で喜んでいる姿を見たときに、ああ良かったなと思いました」
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